高須:僕は声がでかくて、フットワークが軽いのが強みなので、声と足が活きることをどのコミュニティでもやっています。逆に、落ち着いてじっくり黙々と考えるのは不得意。本の翻訳の仕事もたまにするけど、あれは2年間こもりっぱなしみたいな仕事でつらい。けど、「この内容が伝わったら世の中が変わるから絶対に翻訳したい」というモチベーションでやっています。 市原:確かに、高須さんはずっと世の中の変革につながるようなムーブメントの渦の中にいる印象があります。アカデミックな研究をオープンにしていく「ニコニコ学会β」の運営然り、近年積極的にコミットされている中国・深センのハードウェアムーブメントも然り。 高須:そうですね。例えばこれまで深センの紹介記事って「製造業が揃う、中国のシリコンバレー」みたいな紹介のされ方が多かった。でも、僕が深センについて書いた記事では「わずか30年足らずで人口が30万人から1400万人