日本では、子供に大人気、夏の代表的昆虫『カブトムシ』 最近、日本の絶滅危惧種・在来種・外来種などが話題に上がっていることが多いですが、この日本のカブトムシが、海外では侵略的外来種として、駆除対象になっていることをご存じでしょうか。東南アジアでは、ペットとして輸入され、飼育放棄や逃げ出すなどで自然繁殖が始まり、その地域に生息する在来種との樹液の奪い合いなどによる在来種の減少が懸念されています。実は、国内でも分布域ではなかった北海道で、国内由来の外来種として名前があがっています。 今回は、海外で侵略的外来種として、駆除対象となっている日本の在来種を一部ご紹介します。 ゴマダラカミキリ カミキリムシといえば、だいたいはゴマダラカミキリのイメージが強いかと思います。先日、アパートのゴミ捨て場で、写真のように青色がとてもきれいな個体を見かけました。幼虫、成虫ともに、樹木の材部や葉、樹皮などを食してい