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ブックマーク / tkido.com (3)

  • 星新一『悪への挑戦』

    「みなさま。夕もおすみになり、夜のひとときをおくつろぎのことと思います。ではこれより、正義にみちスリルに溢れる社会の連帯と向上のためのみなさまの番組、そして現実のドラマである〈悪への挑戦〉をお送りいたします。これは法律省のご協力と、スポンサーである……」 あたしはこの番組の熱烈なファン。もっとも、あたしだけじゃない。誰でも、どこでもそうなのだ。開始以来、ゴールデン・アワーのこの番組は驚異的な視聴率をあげ続けている。 老人のひき逃げ事件のリアルな再現映像。 スポーツカーはブレーキの音をきしませ、一瞬止まったが、あたりに誰もいないと知ると、すぐにスピードをあげた。その青年の複雑な表情。発覚への不安から、憎々しい平然さへと徐々に移ってゆく演技が巧みで、あたしの心の底に火をつけた。 怒りがこみ上げ、炎が体中を走り回った。どんなことがあっても許されない行為だわ。早く捕まえてぶち殺すべきよ……。 捜

    mangakoji
    mangakoji 2012/03/30
    やっぱりこの長さだよな。
  • ダンバー数パズル

    レヴィ=ストロース鎮魂のため数学野郎にお願い – 地下生活者の手遊び ううむ、地下さんが『科学がきらわれる理由』をおすすめされた背景では、そんなこと考えていたのか。これはちょっと予想外だった。 確かに『科学がきらわれる理由』は素晴らしいだが、ダンバー数自体は「まあそりゃ限度のある要素の集まりには何かしらの限界はあるだろうねえ」ぐらいの受け取り方をしておけばいいものだろう。 少なくとも現時点で、具体的にその数に何かがある・その数から何かが言えると考えるのは、百匹目の猿現象みたいな純然たるオカルトとは異なるものの、六次の隔たりレベルの通俗科学でしかないと思うなあ。 まあそれはそれとして、 平面上にいくつかの点がある。点と点が線で結ばれている。1任意の1点から出ている線の数はN。任意の2点を取り出すと、その2点は直接、あるいは、別の1点を経由してつながっている。このような状況が可能な点の個

    mangakoji
    mangakoji 2009/12/10
    ダンバー数は、レイヤーは1なんじゃないかなぁ。逆にレイヤー1で、隣の人から見ても被るノードが150って意味かと
  • プロットとは〈実は……〉である

    ストーリーとプロットの違い たまたま上のエントリに行き当たって思い出した話。 昔、創作の裏側というものになんとなく興味を持って、いろいろなを読んでみたことがあった。その中で特に面白かったのが北村想『高校生のための実践作劇入門』というで、プロットというものについての説明が印象に残っていた。 小林信彦さんという、作家であり、コラム批評家である才腕の書き手がそこんところを、うまく説明しています。 これは、一九九九年の八月二十日の中日新聞(東京新聞)の夕刊からのコラム記事です。 「アメリカ映画は、プロット(筋)にオリジナリティがあるから面白い、ということがよくいわれる。(中略)プロットとは、どういうものか? 例をあげて説明しよう。 ――青年Aは知り合った女の子Bに惚れて、友人Cに紹介した。ところが、実はBはCのフィアンセだったのである。―― ごく単純な例をあげたが、これがプロットである。プロッ

    mangakoji
    mangakoji 2009/05/05
    うーん、基本はそのとおりだと思うけど、実は~のないプロットもあるからなぁ
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