円買い介入は日本単独 米欧が協調否定、「弾切れ」懸念も 2022年09月23日19時48分 急激な円安に歯止めをかけるため、政府・日銀が約24年ぶりに実施した円買い・ドル売り介入は、日本が単独で行ったことが23日、分かった。米財務省報道官と欧州中央銀行(ECB)広報担当者がそれぞれ、今回の介入には「参加していない」と協調介入を否定した。単独介入では原資となる手持ちのドル資金に限りがあり、円安の流れが続けば「弾切れ」に陥る懸念もくすぶる。 緩和堅持、介入と逆の効果 なお円安継続リスク―日銀 スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁も22日の記者会見で「円を支える協調策には参加しない」と明言。英イングランド銀行(中銀)は「コメントできない」と回答した。 米財務省は日本の為替介入について、急激な相場変動の抑制が目的だと「理解」を示した。ただ、米国がインフレを抑えるためにはドル高が好都合。ドル安