はじめに ADO.NETのOracle製接続プロバイダであるODP.NETには、バージョン問題が存在する。ここで言うバージョン問題とは、アプリケーションの開発者が意図しないバージョンのODP.NETが、アプリケーションの実行時に使用されてしまうことを指す。 本エントリでは、その問題の原因と解決策(案)を述べる。 なお、ODP.NETのバージョニング体系については、『Oracle Data Provider for .NET開発者ガイド』の該当ページ(リンクは11g)を参照されたい。 問題の原因 ODP.NETと同時にGACにインストールされる発行者ポリシー*1の仕様*2によって、バージョン問題が発生する。 .NETの基本的なバージョン管理 .NETでは、side-by-side実行と呼ばれるバージョン管理が基本である。この仕組みは、@ITの連載記事でわかりやすく解説されている。 簡単に言う
はじめに .NETアプリケーションからOracleへ接続するための最善の方法は、Oracle社が提供している「Oracle Data Provider for .NET」(以下、ODP.NET)です。なぜ、ODP.NETが最善の方法かというと、以下の2つの理由からです。 Oracle接続に最適化されているため、パフォーマンスが良い Oracle独自の機能が使用可能 このODP.NETの最新版では64bitに対応しています。今回はこの「64bit ODP.NET」を使用するために必要な準備と、アプリケーション開発の具体的な手順を説明します。 対象読者 64bitでのアプリケーション開発に興味のある人 Oracleデータベース対応アプリケーション開発に興味のある人 必要な環境 Microsoft .NET Framework 2.0 以上が必要です。また、最新版のODP.NET 11.2.0.
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