最近、ERPシステムのあり方を再考する企業が増えているという。グローバル化やグループ管理の強化という経営課題への対応が主な目的だ。また、ITコスト削減が叫ばれる中で、ERPの保守管理にかかる莫大なコスト負担を嫌気する企業も少なくない。その一因には、多くのカスタマイズを施した結果、システムのアップグレードが困難になっているという事情もあるのだろう。このことは、情報活用ニーズの高まりなど、新たな状況/ニーズへの迅速な対応を難しくするという問題も生んでいる。本稿では、今日のERPを取り巻くこうした課題を明らかにしたうえで、それらの課題への対処の方向性も示しながら、今後のERPのあり方を考察してみたい。関連トップページ: IT投資/ROI コスト削減 ERP IT業界動向 ERPのこれまで、そして今後 企業活動の真の全体最適化に向け、この先ERPはどこに向かうのか? 2010/05/14 最近、