限られた予算の中で、ビジネス・インパクトを考慮しつつ、どこまでどのようにしてデータを保存しておくべきか。ビッグ・データ時代を迎え、多くの企業が難しい選択を迫られている。この課題解決のために、IBMが用意した1つの解が「IBM Storwize V7000」である。ジャパネットたかたをはじめ、同ストレージ・ソリューションを導入することで、今後の業務改善やビジネス革新に向けた成果をつかむ先進企業も登場している。2011年11月22日に開催された「ストレージ最適化セミナー」をリポートする。 ストレージ効率化へのイノベーションを提供 今日の多くの企業を悩ませているのが、データ爆発の問題である。ソーシャル・メディアに掲載された投稿、スマートフォンから発信されるツイートやGPS信号、オンライン購入による処理レコードなど、これまでとは比較にならない規模と速度でデータの発生源が増殖し、社会の隅々にまで広が
企業ITの明日を担う“若き力”に迫る 西原靖幸氏|三菱東京UFJ銀行 システム部 システム企画室 企画グループ 調査役 2011/07/05 メガバンクのITシステムは、ビジネスの根幹を担うインフラであると同時に、社会全体の経済活動を下支えする仕組みでもある。そのシステムには、信頼性や堅牢性、安全性、さらには、サービスの競争力を高めるための経済性や先進性など、今日のエンタープライズITに求められるあらゆる要件を高いレベルで満たすことが求められている。そうした厳しい要求と常に対峙しているメガバンクのIT組織にあって、“ITの次なる担い手”として自らのスキルを磨いている1人が、西原靖幸氏である。 2002年に旧東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行/以下、BTMU)に入行した同氏は、支店での業務経験を経て2003年からシステム部ネットワークグループに配属された。そのグループでおよそ5年半にわたるシ
業務の無駄を排し、生産性を向上すること――それは企業にとっての恒久的な命題の1つであり、今日のIT部門が果たすべき大きな使命でもある。この命題の遂行には業務プロセスの不断の、そしてすみやかなる改革が必須となるが、その実現を強力に支援してくれるのが、IBMのミドルウェア「WebSphere」のBPM製品群である。本稿では、これらの製品群が、企業のビジネス・プロセス革新にどう貢献するのかについて概観する。【IBM特別連載(2)】俊敏性こそがBPMの要 第2回:「WebSphere」によるBPMがビジネス革新のスピードを増す 2011/06/15 業務の無駄を排し、生産性を向上すること──それは企業にとっての恒久的な命題の1つであり、今日のIT部門が果たすべき大きな使命でもある。この命題の遂行には業務プロセスの不断の、そして速やかなる改革が必須となるが、その実現を強力に支援してくれるのが、IB
あらゆる変化に俊敏に対応できる能力を得る――これは、今日の企業にとって非常に大きな経営命題の1つだ。その命題遂行の推進力として進化と発展を続けているのが、IBMのミドルウェア「WebSphere」である。ここでは、WebSphereの製品群が、激しい変化と対峙する日本企業にいかなるメリットをもたらすかについて概観する。【IBM特別連載】今こそ変革の推進力を(1) 第1回:変化とグローバル化の時代――進化したミドルウェア「WebSphere」が経営にもたらすインパクトとは 2011/05/26 あらゆる変化に俊敏に対応できる能力を得る――これは、今日の企業にとって非常に大きな経営命題の1つだ。その命題遂行の推進力として進化と発展を続けているのが、IBMのミドルウェア「WebSphere」である。ここでは、WebSphereの製品群が、激しい変化と対峙する日本企業にいかなるメリットをもたらす
苦しいときに生まれた小さなアイデアが、顧客価値を高め、社会価値を高めて、企業価値を高めながら大きく成長していく──。スルッとKANSAIの交通系ICカード「PiTaPa」は、多くの交通系ICカードが横並びのサービス内容となる中で、多くの独自サービスを提供してきている。古くからある業界ゆえに常識破りとも思えるサービスばかりだが、それらを仕掛けてきたスルッとKANSAI 代表取締役 副社長の横江友則氏の話を聞くと、むしろPiTaPaのサービスがスタンダードなのではないかとさえ思えてくる。関連トップページ: CIOの役割 経営革新 業務改革/BPM CRM スルッとKANSAI/横江友則氏 顧客価値を高め、社会価値を高めて、企業価値を高める 2011/04/28 CIO Profile 横江友則(よこえ とものり)氏 1996年に5社で始めたマグネット式の「スルッとKANSAIカード」を関西
競合他社との競争激化が進むにつれ、CIOがITスタッフに求めるスキルも変化しつつある。とりわけ重要と見なされているのが、ソーシャル・メディア、コラボレーション、モバイル・テクノロジーに関するスキルだ。後編となる今回は、ベンダー・マネジャーに求められるスキル、データ管理/分析担当者が求められる背景などを明らかにする。関連トップページ: CIOの役割 IT組織改革 人材育成 人材選びが競争力を左右する(後編) 次世代を意識したIT雇用が最強の武器になる理由 2011/05/10 競合他社との競争激化が進むにつれ、CIOがITスタッフに求めるスキルも変化しつつある。とりわけ重要と見なされているのが、ソーシャル・メディア、コラボレーション、モバイル・テクノロジーに関するスキルだ。後編となる今回は、ベンダー・マネジャーに求められるスキル、データ管理/分析担当者が求められる背景などを明らかにする。
競合他社との競争激化が進むにつれ、CIOがITスタッフに求めるスキルも変化しつつある。とりわけ重要と見なされているのが、ソーシャル・メディア、コラボレーション、モバイル・テクノロジーに関するスキルだ。本稿では、CIO Magazine米国版とMIT情報システム研究センター(CISR)が実施した共同調査の結果を紹介しながら、今、IT部門で求められる人材について考察する。関連トップページ: CIOの役割 IT組織改革 人材育成 人材選びが競争力を左右する(前編) 次世代を意識したIT雇用が最強の武器になる理由 2011/05/09 競合他社との競争激化が進むにつれ、CIOがITスタッフに求めるスキルも変化しつつある。とりわけ重要と見なされているのが、ソーシャル・メディア、コラボレーション、モバイル・テクノロジーに関するスキルだ。本稿では、CIO Magazine米国版とMIT情報システム研究
社会における情報ニーズの高まりと、各種コンピュータ技術や端末の進化/普及に伴い、今日、企業システムが扱うデータ/トランザクションの量が爆発的な勢いで増大している。それらのデータ/トランザクションを的確に処理し、ビジネスで有効に活用していくために今、企業システムの稼働を支えるITインフラには、抜本的な“構造改革”が迫られているのだ。その改革なくして、この先10年、企業の成長をITによって支えていくのは難しいだろう。今回から始まる本連載企画では、「Smarter Planet」ビジョンの下、新たな時代状況に対応したITインフラ製品の提供に乗り出した日本IBMのキーパーソンへのインタビューなどを通して、2010年代の企業の成長基盤たりうるITインフラの条件を明らかにしていく。関連トップページ: 次世代企業ITインフラの条件 【特別連載】この先10年、企業の成長基盤たりうるITインフラの条件とは?
今日、“群衆の叡智の活用”として、ソフトウェア開発などでクラウド・ソーシングを重用する傾向が強まっている。だが、“バーチャル・リアリティの父”として知られ、現在は米国マイクロソフトに所属する人文科学者のジャロン・ラニアー氏は、「不特定多数の人々への仕事の委託は、必ずしも賢明な方法ではない」と指摘する。 ――あなたは、著書『You Are Not a Gadget: A Manifesto(人間はガジェットではない:私の持論)』の中で、インターネット上の不特定多数の人々(Crowd:クラウド、群集)に業務委託すること(クラウド・ソーシング)に疑問を投げかけています。クラウド・ソーシングの何が問題なのでしょうか? クラウド・ソーシングの根底にあるのは、「人間は、単独で考えるよりも、集団(グループ)で考えるほうが常に賢い判断を下す」という考え方です。しかし、この考え方は間違っています。 もちろ
最近、ERPシステムのあり方を再考する企業が増えているという。グローバル化やグループ管理の強化という経営課題への対応が主な目的だ。また、ITコスト削減が叫ばれる中で、ERPの保守管理にかかる莫大なコスト負担を嫌気する企業も少なくない。その一因には、多くのカスタマイズを施した結果、システムのアップグレードが困難になっているという事情もあるのだろう。このことは、情報活用ニーズの高まりなど、新たな状況/ニーズへの迅速な対応を難しくするという問題も生んでいる。本稿では、今日のERPを取り巻くこうした課題を明らかにしたうえで、それらの課題への対処の方向性も示しながら、今後のERPのあり方を考察してみたい。関連トップページ: IT投資/ROI コスト削減 ERP IT業界動向 ERPのこれまで、そして今後 企業活動の真の全体最適化に向け、この先ERPはどこに向かうのか? 2010/05/14 最近、
近年、電子メールやソーシャル・ネットワーキングを悪用したソーシャル・エンジニアリングによるデータの不正取得が後を絶たない。不用意にデータを盗まれないよう、その主な手口を知っておこう。 関連トップページ: セキュリティ管理 情報共有/コラボレーション 機密情報を狙うソーシャル・エンジニアリングの手口 フィッシング・メールやスパム、偽の調査にだまされるな! 2010/04/09 近年、電子メールやソーシャル・ネットワーキングを悪用したソーシャル・エンジニアリングによるデータの不正取得が後を絶たない。不用意にデータを盗まれないよう、その主な手口を知っておこう。 人々をだまして機密情報を提供させるソーシャル・エンジニアリングは、決して新しいものではない。ハッキングで有罪判決を受けたケビン・ミトニック氏は、米国の大企業の社員にセールスを装って電話をかけ、言葉巧みに情報を聞き出して不正行為を働き、悪
米国の大手医薬サービス会社、クインタイルズ・トランスナショナルは2009年、プライベート・クラウド環境を構築し、すべてのアプリケーションを仮想化することで、業務の効率化とコスト削減を実現した。 関連トップページ: 仮想化 クライアント管理 デスクトップ仮想化により、アプリケーション展開の大幅を迅速化を果たしたクインタイルズ いつ、どこからでもアクセス可能な作業環境を構築して従業員の満足度を高め、コスト削減も実現 2010/04/12 米国の大手医薬サービス会社、クインタイルズ・トランスナショナルは2009年、プライベート・クラウド環境を構築し、すべてのアプリケーションを仮想化することで、業務の効率化とコスト削減を実現した。 クインタイルズ・トランスナショナルは、クリニカル(臨床開発サポート)、コマーシャル(医薬品の営業)、マーケティング(製品開発コンサルティング)、キャピタル(経営戦略の
クラウド・コンピューティングに対しては、IT資源の有効活用という面で経営者層からも大きな期待が寄せられているが、その一方で、情報システムを開発/運用/管理する立場の方々の間では、大きな不安と混乱が生じているようだ。本稿では、クラウド時代に“安心/安全なシステム”を実現するためのITガバナンス・モデルについて考察する。まず前編では、クラウドを巡って多くの企業が現在、セキュリティに高い関心を寄せていることを紹介しよう。 関連トップページ: ITガバナンス クラウド/SaaS セキュリティ管理 クラウド時代の企業ITガバナンス(前編) 鍵はセキュリティ。“安心/安全なクラウド”に必要なことは何か? 2010/03/31 クラウド・コンピューティングに対しては、IT資源の有効活用という面で経営者層からも大きな期待が寄せられているが、その一方で、情報システムを開発/運用/管理する立場の方々の間では
良いモノを作りさえすれば商品が売れたのは今や過去の話であり、現代では顧客のニーズによりマッチした商品/サービスを迅速に提供することが求められている。そこで大きな鍵となるのが、「いかにしてマーケティングでITを活用するか」ということだ。本稿では、CIOやIT部門がこれに関して考えるべきことを提示するが、それに先立って前編では、まず企業におけるマーケティング活動の現状を明らかにする。 ダイレクト・マーケティングで顧客のニーズをいかにとらえるか(前編) 必要なのは、顧客との接点に応じたマーケティング手法により、ブランド価値を高めること 2010/04/01 良いモノを作りさえすれば商品が売れたのは今や過去の話であり、現代では顧客のニーズによりマッチした商品/サービスを迅速に提供することが求められている。そこで大きな鍵となるのが、「いかにしてマーケティングでITを活用するか」ということだ。本稿で
環境サービス会社である米国PSCのIT担当副社長、パメラ・ラッカー氏は、サプライチェーン全体のグリーン化を目指しており、環境対策に関するベンダーの主張に対しては裏づけを求めているという。 パメラ・ラッカー氏は、水やエネルギーを無駄遣いしているITベンダーや、二酸化炭素排出量の多いITベンダーには、お金を使いたくないと考えている。「環境サービス企業のPSCでIT担当副社長を務める者としては、やはり我が社と関係するベンダーにも高い環境対策水準を保ってもらいたい。そうでなければ、言行不一致になってしまう」と氏は語る。 ソフトウェア/ハードウェア・ベンダー、またはサービス・プロバイダーとの契約を検討する際、ラッカー氏はサステナビリティ(持続可能性)に関するポリシーを文書化したものを見せてもらうようにしている。加えて、グリーン化対策に関するベンダーの主張を検証すべく、ITスタッフがベンダーの設備を実
コスト削減やビジネス環境の変化への対応力向上の要求が高まる中で、多くの企業が自社のビジネス・プロセスの可視化と継続的な最適化を図る「BPM(Business Process Management)」への関心を強めている。その推進を支えるべきは、今や企業の中核的なビジネス・インフラとなったITを預かるIT部門だ。では具体的に、IT部門が中心となり、いかにしてBPMの取り組みを進めていくべきか――今年3月17日にCIO Magazine/CIO Online主催で開催されたCIO特別フォーラム2010 Springでは、実際にBPMの取り組みを進める企業らの事例を基に、BPM推進でIT部門が果たすべき役割や具体的な取り組みのノウハウが示された。HOME > 【CIO特別フォーラム2010 Spring】 高まるBPM推進の機運。IT部門はいかなる役割を果たすべきか? 関連トップページ: CIO
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