「もう朝か…すでに家に帰りたい……」 ちょっぴり苦手な同僚を避けるため、1時間早く出社する、会社員・ねこ田。 無茶ぶりしてくる上司に応え、今日も働く意味を考えながら、 ハートフルな社畜ライフを送っている。 すべての働く人に贈る――社会猫コメディ!
![社畜ねこ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7784d204a3d18c1ea7ae3fe78dd47f16951dc7e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcomic-polaris.jp%2Fnekota%2Ffiles%2F2023%2F10%2Fbnr_nekota.jpg)
中央アジア地域には、プロフと呼ばれるコメ料理がある。この話は俺が中央アジアを旅行中に、地元のおじさんが大鍋を振るって百人前くらいのプロフを作っているのを、ただぼんやりと眺めていただけの記録である。 ・・ まずは角切りにした羊の脂身を鍋に入れる。じっくりと熱して脂を煎り出す。 にんじんを刻む。シェフはこのおじさん。気取らない服装に民族衣装の帽子がクール。 鍋がでかい。とにかく鍋がでかいぞ。直径1m近くある。そしていきなりの開放感。日陰にいるのに、少し横を向くと真夏の強烈な日差しがちらちら目に刺さる。実はこのキッチン、屋外にあるのでした。 次に、羊肉を塊から切り出していく。 あ、キッチンの下に子猫。 こっちおいでー おじさんが羊肉を小さく切り分けてくれた。やさしいぜ。 さて、鍋のなかは今こんな感じ。たまねぎかな?いい色に揚がっている。羊のべったりした脂のにおいと、野菜が焦げる香ばしいにおいが混
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