オーストラリアのタスマニア島だけに生息し、絶滅が危惧されている珍獣、タスマニアデビルが現地で発生している伝染病から守るため、日本やアメリカに分散して飼育されることになり、来日した2頭が11日から東京の動物園で公開されています。 オーストラリアのタスマニア島だけに生息するタスマニアデビルは、おなかの袋で子どもを育てる有袋類で、かわいらしいしぐさの一方、激しい攻撃性を持つことなどから悪魔を意味するデビルという名前がつけられています。 タスマニアデビルは現地で発生している伝染病の影響で、生息数がこの20年間で5分の1以下と大幅に減少していて、8年前には国際機関によって、絶滅危惧種に指定されています。 このため、オーストラリア政府はタスマニアデビルを伝染病から守ろうと各国に協力を求め、協力の意向を示したニュージーランドとアメリカ、それに日本に分散して飼育されることになりました。 分散飼育に取り組ん