私たちの知らないところで、私たちの知らない人が、私たちが遭遇した困難のために祈ってくれている。東日本大震災に際して、世界中の人々から多くの救いの手が差し伸べられたことは記憶に新しい。が、私たちが知らないこんな話もあった。(フジサンケイビジネスアイ) 先日、フェイスブックの会員の間で反響を呼んだ1枚の写真があった。写真は何の変哲もないただのパソコン基板。だがよく見ると小さな字で「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」と祈りの言葉が印刷してあったのだ。 基板とはパソコン内部に装填(そうてん)されている主要部品で、普段はまったくユーザーの目に触れることはない。そこに日本への思いやりのメッセージがあった。 会員からは次々と「ありがとう。感激です」「感動した」など感謝のコメントが書き込まれた。同時に、いったい誰が、何のために、パソコンの内部基板にこのようなメッセージを印字したのだろう
ヴァンでおきた激しい地震ののち、日本の人々は、東京にあるトルコ大使館の郵便ポストに現金のはいった封筒や支援のメッセージを投函して立ち去っている。 トルコがこの3月に日本でおきた地震ののちに行った支援を忘れなかった義理がたい日本の人々は、中にお見舞いや哀悼のメッセージの入った現金入りの封筒を、そっと残し立ち去っている。 中にはトルコ語で「トルコTurkiye、救助用kurtarma icin」のようなメモが添えられ、封筒に入れられた現金がトルコの在東京大使館にあつまっている。その多くは匿名である。5歳の子供からの「ガンバッテ(Ganbatte)・トルコ」という手紙も、郵便ポストに投函された手紙のなかで特に注意をひいていた。 現金入りの封筒に添えられ、その一部は匿名の、あるいは、年齢と性別だけを書いたメモには、次のような言葉がかかれていた。 「地震にあった方々にお見舞い申し上げます。3月に日本
青森県から被災地に支援に来て、仮設の浴場を提供している自衛隊員が、体を洗うタオルで動物のぬいぐるみ=写真=を作り、入浴者に贈っている。子どもを慰めようと始めたが、年配者にも「かわいい」と評判だ。 大船渡市の市民文化会館駐車場にある仮設浴場「青森ねぶたの湯」。入り口にヒゲそりやバスタオルと並んで、ペンギン、ブタ、ハトなどのぬいぐるみが置かれている。近くの避難所で暮らす阿部ふみさん(67)はウサギを手にとった。「孫にあげたり、入院中の知人のお見舞いにしたり。これ目当てに来ているようなもの」とほほえむ。 作っているのは陸上自衛隊弘前駐屯地の隊員。葛西和樹3等陸曹(27)が6月下旬、入浴者に渡す救援物資のタオルを見て、雑誌に載っていた「おしぼりアート」を思い出した。1枚のタオルを折って巻いて動物の形を作り、ひもで固定する。 1日約250人の入浴者の中には子どもが多い。葛西さんは「長い避難生活
大人になって過去を振り返ったときに、何でも相談できた親友や恋の相手など、学生時代の思い出として心に残っている存在がいる人も多いことだろう。ある英国の男性の場合、その1人が先生だった。男性がまだ11歳の少年だった頃のある日、先生からこれを読みなさいと2冊の本を渡されたそう。ところが全く読む気がなかった少年は本を開くことなく戸棚へしまい込み、そのまま18年間が経過してしまった。実はこの本、先生からのちょっとしたプレゼントが仕込まれていたのだが……。 このエピソードを明かしたのは、英国各地を巡って地元の人たちが持つアンティークな品々を紹介する英放送局BBCの番組「Antiques Roadshow」に出演したマーク・ジェームズさんとアレクサンドラさんの夫妻。彼らが紹介したのは、くり抜かれた本の中に詰め込まれた、数種類のチョコレート菓子だった。商品の名前ははっきりと分かるものの、包装紙は傷や色あせ
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