王子動物園での年越しが決まった「タンタン」。治療に専念するため、現在は観覧が中止されている=11月22日、神戸市灘区王子町3(同園提供) 中国への帰国が決まっている神戸市立王子動物園(同市灘区)のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌、26歳)が、今年も同園で年越しを迎えることが決まった。新型コロナ禍で返還協議が進んでいない上に、渡航前には約1カ月間の検疫期間を要するため。さらに新たな新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の出現で他国との往来制限も強化され、帰還時期はより不透明になった。 タンタンは2000年7月、繁殖研究や阪神・淡路大震災で傷ついた市民を励ます目的で中国から貸与された。20年7月に返還期限を迎えたが、コロナ禍で帰還先への直行便が運航されず同園にとどまっている。 さらに、日本政府はオミクロン株への警戒を強め、今年11月30日から全世界の外国人の入国を禁止しており、タン
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