できる限りプロダクションのクラスタ設定をそのままローカルの開発にも使いたいなー、と思って色々と試行錯誤して、ようやく形になってきたので書いておく。 なぜローカルでkubernetesを動かしたいのか 最近ではInfrastructure as Code、Immutable Infrastructureの考え方と共に、コンテナの上でアプリケーションの環境の構築、運用、開発をすることが増えてきた。 少し前までは、Dockerでローカルの開発環境の構築は楽になったけど、本番にデプロイするのにはハードルがある印象が個人的にはあった。だけど、kubernetesの登場によってそのハードルは大きく下がった。 最近はマイクロサービスアーキテクチャへの注目と共に、様々なコンテナが協調してサービスを形作る構成が増えてきたように思う。kubernetesはこの全てのコンテナを管理する。 kubernetesは
基本的に自分はタスクを拾いすぎてしまう傾向にある。それに加えて比較的朝型なこともあり、前職ではエンジニアの中で一番朝早く出社していることも多かった。*1 その結果どうなるかというと、朝出社して見つけた運用上のトラブルは大体自分がとりあえず手を付ける状態になっていた。前日の夜間バッチやその日の早朝に動くバッチがコケて問い合わせが来ているのでそのリカバリをする、前日にデプロイした後レスポンスが高くなってアラートが出ているのでその調査をする、web appがやたらと500系エラーを吐いているのでBugsnagを見る、等々。 出社している以上無視するわけにもいかないというのもあるが、見つけてしまうと放っておけない性格ということもあり最優先でこれらの対応をしてしまっていた。お陰で前職で触っていたproductについてはかなり広範囲の知見があり、その行動がそれなりに社内での評価につながっていたのではな
9月6日より開催中の builderscon 2018 において、登壇の機会をいただき、インターネットのトランスポート層プロトコルについてセキュリティやプライバシーに関わる設計がどのように進めてられているか、TLS と QUIC を中心に発表しました。 QUIC のハンドシェイクプロトコルとパケット番号暗号化、TLS の Encrypted SNI 拡張は、いずれも僕が提案した機能あるいは方式が採用される予定のものなので、背景にある動機や意義を含め、整理して発表する機会をもらえたことをありがたく感じています。 聴講いただいた方々、また、スライドをご覧になる方々と、次世代プロトコルの暗号応用の手法のみならず意義を含め共有し、理解と議論を深めることができれば、これに勝る喜びはありません。 PS. QUIC のハンドシェイクプロトコルと Encrypted SNI 拡張については、以下のブログ記
Dapr × Kubernetes ではじめるポータブルなマイクロサービス(CloudNative Days Tokyo 2020講演資料)
『MH:W』『ニーア オートマタ』『仁王』で世界を制した開発者たちがディスカッション! 国産ゲームが世界で勝つには?【TGS2018】 https://www.famitsu.com/news/201809/20164502.html 齊藤Pが登壇していたので見てたんだけど、「国産ゲームについて海外の人にアンケート取ったらUI(正確には User-Friendliness / Interface)の点数が低かった」という部分の解釈に違和感を感じたので、自分なりに考えてみる。 ■ 違和感1 「そもそも皆UIには興味がないのでは?」 以下がニーアのアンケート結果。 https://www.famitsu.com/images/000/164/502/5ba388d7e9feb.html 確かにこれを見るとUIの点数が低い。 ただ、設問がそもそも「それぞれゲームの良い点をチェックしてください」と
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