udzura.hatenablog.jp こちらの続きです。第2回は拙作「BPFQL」を紹介したく。RbBCCの実例として2つのプロトタイプを作ったうちの1つです。 まず、汎用トレースツール bpftrace の話 前回RbBCCを紹介しましたが、一般にRbBCCやBCCは「サーバの特定の状況をトレースするために」使われます。たとえばdisk I/Oのレイテンシが知りたい、ページフォールトの状況が知りたい、TCPパケットの受信状況は、などなど...。 go-vargo.hatenablog.com 「どういう状況の時に」BCC製の「どのツールが」使われるかは上記のvargoさんの記事にも一部紹介されています。 一方で、私たちの運用しているサーバはどういう状況に遭遇するか簡単には予測できない面もあります。そういう場合に、初動などで様々な値を汎用的に取れるようにしているツールとしてbpftra