今朝の産経は2面で、「菅前首相 あきれた言動」「池田前経産副大臣 震災発生5日間の記録」という見出しの記事を掲載しています。これは、当時現地対策本部長だった池田元久氏が現場で自ら見聞きしたことを整理し、今月19日に「福島原子力発電所事故3月11日~15日/2011年 メモランダム=覚え書」という10枚のペーパーにまとめたものです。 池田氏は事故発生から数ヶ月間は取材を断ってきましたが、9カ月がたったのでそろそろありのままを伝えたいと考えたのだそうです。その内容は、本日の紙面でもそれなりに詳しく書いているのですが、よりそのときの雰囲気を正確に生々しく伝え、参考にしてもらうため、菅直人前首相が福島第1原発を視察した12日の部分を、そのままここに書き写してみようと思います(※は阿比留の注)。以下は池田氏の文です。 【3月12日(土)】 現地には、保安院の福島第1原発と第2原発の原子力保安検査官事