レビュー 新世代H3ロケットいざ打ち上げ 高性能&低コスト、切り札は新エンジン 2023.02.10 草下健夫 / サイエンスポータル編集部 日本の新世代大型ロケット「H3」の初打ち上げが15日に迫った。2001年から運用中の「H2A」の後継機で、人工衛星の大型化に対応する高性能と低コストを両立させ、宇宙開発利用の大黒柱となる。その実現の切り札となったのが、設計思想を転換した新1段エンジン「LE9」。技術の壁が開発チームの前に立ちはだかり、デビューは2年延期された。関係者は「考えていた通りのロケットとして完成させ、世界に貢献したい」と気を引き締め、準備を進めている。 「力を合わせる最後の場面」 「開発は概ね完了し、打ち上げ作業に入る。多くの関係者が力を合わせて臨む最後の場面、頑張りたい」 H3開発を率いる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の岡田匡史プロジェクトマネージャは、開発の最後の山場と
![新世代H3ロケットいざ打ち上げ 高性能&低コスト、切り札は新エンジン | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/613af8577f44c80a7b89573f7dec50551031e309/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fscienceportal.jst.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F20230210_e01.jpg)