福岡市・天神の街中を走る救急車の車体に気になる文字を見つけた。「さなえこ号」。市消防局に聞くと、救急車を寄贈した人が名付けており、中には動物や惑星のイラスト入りの車もあるという。市内を走る救急車のうち3分の1を寄贈分が占め、他市からは「そんなに多いのか」と驚きの声も上がる。 市消防局に残る記録によると、最初の救急車寄贈は1937年。現在までに15人の個人、13の企業や団体から34台が贈られ、うち11台が現役で、市内を走る29台の3分の1を超す。 人口規模の近い市に、現役の救急車中何台が寄贈か尋ねると、神戸市33台中5台▽京都市31台中0台▽川崎市27台中0台-と、福岡市の多さが浮き彫りに。救急車は搭載する医療機器も含めると1台約3千万円という。21台中0台で、過去にも記録がないという北九州市消防局は...
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