日本では多剤耐性菌の話題が世間を騒がせているが、NewScientist の記事によると、イギリス Nottingham 大の研究者が食中毒の原因になる大腸菌や、多剤耐性菌の一種である MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、wikipedia の項目) を殺す物質がゴキブリ等昆虫の脳内に含まれていることを発見した。現在開催中の SGM NT08 で「The brain lysates of locusts and cockroaches exhibit potent broad spectrum antibacterial activity」として発表されているそうだ。 Nottingham 大の Simon Lee らによると、昆虫の脳から取り出した 9 つの化学抽出物が大腸菌を、7 つが MRSA を殺した。Lee は「虫は足のような器官なら失っても生き延びられるが、脳無しでは生き