薄いのだけれど、とても密度の濃い、科学啓蒙書。 これまた作者は哲学者。 『自由は進化する』について書いたときも書いたけれど*1、現在の哲学者の仕事というのは、何らかの思索というよりは、様々な科学の学説の整理という面が強くなってきているように思う。 そしてそこからは、個別的、専門的にやっているのでは見えてこない(かもしれない)問題点も発見されるのだろう。 ドーキンスの本は、結構前に『利己的な遺伝子』を読んでおり、また『自由は進化する』といったデネットの本も読んでいたけれど、一方でグールドの方はほとんど知らない状態だった。 非常によくまとめられている本なのだとは思うけど、グールド側の主張について全く知らないような状態だったので、やはりまだグールドの方の主張についてはよく分からない部分が多いなあという感想はある。 ただ、それをいえば、ドーキンス側の主張の中にも、まだ理解できていない部分はあるのだ
論文集なので、章ごとの独立性が結構高いけれども、大きくは3つの部分に分けられている。 すなわち 第一部科学哲学の構造転換 第二部「知識の全体論」をめぐって 第三部ウィトゲンシュタインの問題圏 である。 第一部 新科学哲学、すなわち、論理実証主義的な科学哲学に対する、ハンソン「観察の理論負荷性」、クーン「パラダイム論」、「デュエム・クワインのテーゼ」などによる批判*1によって始まった科学哲学を基盤にして、「科学の解釈学」を素描する試み。 全体論や概念枠というものを肯定的に捉え、決定実験とか中立的な観察言語とかそういうものは認めない。 一方で、それが単なる相対主義に陥らないために、<自然性>ないし「生活世界のアプリオリ」という概念を導入する*2。 解釈学という名の通り、科学というのは自然というテクストを解釈していく営みだと考える。 また、従来の科学史の語られ方や科学のあり方が、ビルドゥングスロ
ネイルで使う材料で、DIY時の木割れやネジ跡を派手にしたらかわいい OSB合板でちょっとしたボックスをつくりました。 ビス止め下手すぎて木を割ったり穴あけすぎたりした場所に、好きな派手色の樹脂を詰めてパテ代わりにしてみました。 ちょっと某HAYっぽみ出て可愛かったので、自分用にメモです。 手順 塗装 派手色グミジェルで失敗部分…
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