カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を使った人の中に、肌がまだらに白くなる「白斑」などの症状が出た問題で、使用をやめて半年以上が経過した患者のうち6割近くで、白斑が完全に消えたり、小さくなったりしたことが、日本皮膚科学会の調査で分かりました。 この問題は、カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を使った人の中に、肌がまだらに白くなる「白斑」などの症状が出たもので、これまでに1万1000人を超える人から訴えが寄せられています。 日本皮膚科学会の特別委員会は、学会が指定した全国の病院などから集めた患者の情報を詳しく分析し、調査結果を発表しました。 その結果、化粧品の使用をやめて半年以上たった患者のうち58%の人で、白斑が完全に消えたり、小さくなったりしたことが分かったということです。 また、患者を治療した医師からは、皮膚炎に使われるタクロリムス軟膏などを使ったところ