8月のある日、ロンドンの消防隊に、ルリコンゴウインコのジェシーの救助要請があった。 消防隊が出動といっても鳥かごが火事になったわけではない。何のはずみか逃げ出したジェシーが、近くの家の屋根に止まったきり、もう3日も降りてこないというのだ。 飼い主は英国王立動物虐待防止協会に助けを求めた。ところがジェシーは、協会職員の説得にはまったく耳を貸さなかったというのだ。 もしかしたらケガをしている可能性も高い。そこで消防隊に出動要請が出され、ジェシーを救助するべく現場に駆け付けた。 ところが... 広告 折角助けに来たのに...消防士を口汚くののしるインコ ロンドン郊外、エドモントン。クークーホールレーンの現場に到着した消防隊は、飼い主から情報を聞き取り、さっそくジェシーの救助を開始した。 ジェシーのいる屋根にハシゴをかけて、隊員が登っていく。ジェシーを怖がらせず、仲良くなるために、飼い主に教えられ