元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が、肉や乳製品を食べず野菜のみを食べる菜食主義者(ビーガン)になったと報じられました(Washington Post)。 元副大統領の食生活など取るに足らないゴシップネタともいえますが、その背景に見られるアメリカの食に対する意識の変化がなかなか興味深いので、お伝えしたいと思います。 ゴア氏はアメリカ人のエコ意識を目覚めさせた人物として一目置かれている存在です。その彼がビーガンになったということで、理由は何なのか、環境と関係があるのか、単なる健康志向からか、元上司であるクリントン大統領が数年前の心臓バイパス手術後に健康維持のため大好きな肉食を諦めたことが影響したのか、と様々な憶測が飛び交いました。 本人が公式にビーガンになったことを認めているわけではないので、理由は明らかにされていませんが、過去に環境視点から肉や乳製品の消費を大幅に減らしていると発言していること