ゴールまで、あと2ヶ月あまりとなったNHK連続テレビ小説『ひよっこ』ですが、このところ、猛暑に負けないほど熱気を帯びてきています。 物語の厚みが増してきた『ひよっこ』奥茨城から集団就職で上京した主人公、谷田部みね子(有村架純)。最初に勤めたトランジスタラジオの工場が閉鎖されてしまい、現在は赤坂にある洋食店のホール係をしています。 舞台が赤坂に移ってから、物語の厚みがぐっと増したように思います。みね子が働く「すずふり亭」店主・牧野鈴子(宮本“夏ばっぱ”信子)や、鈴子の息子でシェフの省吾(佐々木蔵之介)たちが、右肩上がりの経済成長に浮かれる当時の世の中において、地に足をつけて生きる大人の世界を見せてくれています。 また、みね子が住むアパート「あかね荘」では、謎のOL・久坂早苗(シシド・カフカ)や漫画家志望の若者たちなど、多彩な青春像が描かれています。 加えて人気女優・川本世津子(菅野美穂)の出