SQUALL Amazonで購入するこの記事の写真をすべて見る 歌手生活36周年、今も輝きを放ち続けている“アイドルの中のアイドル”松田聖子──。 1979年にサンミュージックに所属して89年に独立するまでの間に24曲連続オリコンシングルチャート1位など数々の金字塔を打ち立てた。希代のスターはどうやって運命の扉を開けたのか。デビュー前、九州の実家まで直々に親を説得に行ったという“立役者”の一人で元専務の福田時雄名誉顧問(86)が振り返る。 「聖子と初めて会ったのは79年の5月。四谷4丁目の事務所の一室です。九州の私立高校の3年生で、制服を着てひとりでやってきました。見た目の第一印象は、清楚なお嬢さんといった感じで、ここまでビッグスターになるとは正直、思いもしなかったんです」 聖子は前年78年4月、ミス・セブンティーンコンテスト(集英社・CBSソニー共催)の九州地区大会で桜田淳子の「気まぐれ