【香港13日時事】映画「紅いコーリャン」「さらば、わが愛―覇王別姫」などで国際的に有名な中国出身の女優コン・リーさんが同国の国籍を離脱し、シンガポール国籍を取得したことに対し、中国のインターネット上で非難が噴出している。 13日付の香港各紙によると、コンさんが中国を代表する文化人として、かつて国政諮問機関である人民政治協商会議(政協)の委員まで務めたことから、多くのネットユーザーが「売国奴」「裏切り者」と批判。コンさんの映画に対するボイコット論も出ている。 一方で、「芸術に国境はない」「シンガポール人と結婚したのだから、(国籍離脱は)当然だ」といった意見もある。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕往年の海外ムービースター ・ コン・リーさん、シンガポール国籍に ・ ケリー・チャンさん結婚=香港 ・ 人気女優が自殺か=韓国 ・ コン・リーさん、シンガポール国籍取得