損害保険大手4社が10月から住宅向けの火災保険料を全国平均で11~13%程度引き上げる。日本で豪雨の被害が相次いだことや世界的な災害多発で保険会社がリスクを外部に転嫁する再保険料も高騰しているためだ。首都圏の戸建て住宅の一般的な保険料は年4万5千円程度だが、6千円近い負担増になる。火災保険は火事や台風、豪雨、大雪などによる建物の損害を補償する保険。東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住
東京海上日動火災保険は企業向けに、地震発生時に安全確保にかかった実費を補償する保険を販売する。商業施設や工場内の地震計が検知した震度が事前に決めた震度に達すると、物的損害がなくても保険金を支払うのが特徴だ。安全確保にかかる費用負担を肩代わりすることで、被害軽減に向けた迅速な行動を後押しする。地震による物的損害がなくても、被害軽減にかかった費用を補償する保険は珍しい。保険契約者は地震速報サービス
保険に加入する際は、煩わしい書類の記入など契約完了までの時間がかかってしまうのが一般的だ。しかし、今回紹介するインシュアランス×テック企業の「justInCase」では、スマホを使い90秒で保険契約が完了するという画期的なサービスを提供している。代表の畑氏にインシュアテックの未来について話を伺った。 ITの力を保険商品に活かして、新しい価値を提供する Q1.justInCaseのサービスについて簡単に教えて下さい。 justInCaseは少額短期保険業者のライセンスを昨年2018年6月に取得し、「保険」商品を提供するITスタートアップです。第一弾商品として、スマホの修理費用に対応した保険である「スマホ保険」を開業と同時にローンチしております。スマホ保険は、アプリで完結し、一人一人のリスクに応じた保険料を提供するダイナミックプライシングを搭載した保険商品です。また既に第二弾商品の商品認可も取
単独の自動車事故は、人を介さずに保険金をお支払い――。 東京海上日動は2月15日から、自動車保険の保険金請求手続きに人の手を介さず、完全自動化する損保業界初のシステムを稼働させる。 自動化の対象となる事故は、車が電柱や壁にぶつかるなどの定型的な車両単独事故で、スマホやパソコンからWebで事故の報告を受け付けて、その後の保険金を支払うまでの全プロセスをシステムが自動化対応する。 これまで事故の受け付けをしてから保険金支払い手続きの完了まで2~3週間かかっていた。しかし、このシステムを使えば、数日へ大幅に短縮される。東京海上日動では「将来的には最短30分で手続きが完了できるようにシステムを高度化させたい」(損害サービス業務部の小林佑課長代理)と意気込む。 定型的な単独事故をすべて自動化 東京海上日動が1年間に受け付ける自動車事故は、約260万件にのぼり(2020年度実績)、約6000人が自動車
データドリブン変革実現の“決め手”とは? SOMPOグループの全社展開事例に学ぶ:データ活用人材1万人の育成も視野 多くの企業が単なるデータ活用にとどまらず、データ主導でビジネスの意思決定を推進する「データドリブン」な組織の構築を目指している。3つの柱で全社横断的に組織変革を進めるSOMPOグループの事例から実現のポイントを探る。 ビジネススピードが急激に変化する今、収集したデータを分析してビジネスのあらゆる意思決定に役立てる「データドリブン」な経営基盤を構築できるかどうかが企業の命運を分けると言っても過言ではない。この実現には何が必要なのだろうか。 Tableauが2021年9月に開催した「Tableau Virtual IT Summit」の基調講演で、SOMPOホールディングス グループCDMO兼グループCIOの尾股 宏氏がSOMPOグループのデータドリブン変革について語った。 現場
本稿は独立系ベンチャーキャピタルSTRIVEによるものを一部要約して転載させていただいた。原文はこちらから、また、その他の記事はこちらから読める。なお、転載元のSTRIVE Blogでは起業家やスタートアップに興味のある方々に向けて事業成長のヒントとなるコンテンツを配信中。投資相談はSTRIVE(公式サイト・Twitter)をチェックされたい 保険には、大数の法則に基づいて相互にリスクを分散し、経済的保障・補償を行うことにより人々の暮らしや企業の経営の安定を支えるという社会的機能があります。世界では年間700兆円規模にもなる巨大な保険市場ですが、消費者、保険販売代理店、保険会社のそれぞれが様々な悩みや課題を抱えており、それらを解決するためのデジタルトランスフォーメーションが2010年代から進展しています。これらの領域は「保険(インシュランス)」と「テクノロジー」を掛け合わせた「インシュアテ
ライフネット生命におけるテクノロジー活用のポイントは、大きく2段階。1段階目は、接客能力の均一化であり、2段階目は個別化、最適化である。接客能力の均一化により、全国全ての顧客に同じ品質の体験を提供することが可能になる。第1段階はすでに実現している一方、個別化、最適化はまだ進化の途中だ。 顧客がWebサイトのどの情報をどれくらい見ているのかなどを把握し、適したサービスを提案するなど、部分的には実現できている。しかし、やりすぎはかえって逆効果となる。「現在38歳のあなたに!」といったアプローチでは警戒されてしまう。「30代後半から健康が気になる方に」など、生命保険を自分事として捉えてもらえるような方法で進めているという。 「スマートフォンの向こう側のお客さまを想像して、こういう状況ではないかという思いを巡らしながらプロモーションをしたり、メッセージを送ったりすることが、オンラインビジネスをもう
DX推進が大きなテーマとなる中、データの利活用は、金融機関のみならずあらゆる企業にとって大きな経営課題となっている。しかし、実際にデータをどのように活用し自社のビジネスや組織戦略を変革していけばよいか、重要なポイントは「DXの目的とともに企業のパーパス(存在意義、目的)」を明らかにすることにある。MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 執行役員 グループCDO CIO CISOの一本木 真史氏、キーエンス データアナリティクス事業グループ マネージャの柘植 朋紘氏、シナモンAI 代表取締役社長CEOの平野 未来氏、東京大学大学院 経済学研究科 教授の柳川 範之氏といった各界でデータ活用を牽引する登壇者が、日本経済新聞社 編集局 編集委員の滝田 洋一氏をモデレーターにDXを成功させるデータ活用のポイントを語った。
コインチェック株式会社が提供するバーチャル株主総会の運営支援サービス「Sharely(シェアリー)」は、損害保険ジャパン株式会社と共同で新たな保険を開発しました。 同保険によって、クラウドサービスのシステムダウンの影響で株主総会が開催できなかった際のリスクに備えることができます。 進む株主総会のオンライン化新型コロナウイルス感染拡大防止をきっかけに、IT業界をはじめとした多くの企業が株主総会をオンラインで開催するようになりました。「実際にやってみたが、オンラインであっても問題なかった」という声も多いとのこと。 経済産業省は2020年2月に「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」を公表し、さらに2021年6月には産業競争力強化法の特例として、上場企業はバーチャルオンリーの株主総会を開催できるようになりました。 都市部に住んでいない株主が参加しやすいことに加えて、運営側のコストが抑え
アイティメディアが主催するライブ配信セミナー「ITmedia DX Summit vol.9 逆境を克服するDX 逆転突破の技術」のDay1基調講演には、東京海上日動システムズ 常務取締役の小林賢也氏が登場。「DXを実現するインフラ・組織・プロセス」をテーマに講演した。 東京海上グループは、グローバルに事業を展開する保険グループ。国内事業の中心は損害保険事業で、1996年より生命保険事業もスタート。海外事業では、北米、南米、欧州、アジアの各国でビジネスを展開している。国内代理店は約5万店、サービス拠点が240カ所、海外は45の国と地域に拠点を展開する。 東京海上日動システムズは、1983年に設立。2004年に、東京海上システム開発、日動火災システム開発、東京海上コンピュータサービスの3社が合併し、東京海上日動システムズとして新たにスタートしている。社員数は、約1400人。東京海上グループの
IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > AI > 事例ニュース > 損保ジャパン、ドラレコと連動した運転診断、速度・加速度などから事故リスクを予測 AI AI記事一覧へ [事例ニュース] 損保ジャパン、ドラレコと連動した運転診断、速度・加速度などから事故リスクを予測 2021年12月28日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部) リスト 損害保険ジャパンは2021年12月28日、事故リスク予測AIモデルを開発したと発表した。ドライブレコーダーで収集した位置情報・速度・加速度などのデータを利用して事故リスクを予測する仕組みである。同社の安全運転支援サービス「Driving!」に付随する運転診断機能として、2021年9月から提供している。予測モデルは理化学研究所の革新知能統合研究センター(AIP)との共同で開発した。 損害保険ジャパンは、ドライブレコーダーで収集した位置情
車を持っている人なら誰でも加入しているであろう自動車保険。保険の世界もテクノロジーの進歩とともに、その在り方が変わろうとしています。 イーデザイン損害保険は、11月18日、最新テクノロジーを活用した自動車保険「&e(アンディー)」を発売しました。新しい自動車保険によって、私たちの暮らしやモビリティの在り方はどう変わるのでしょうか? 発売に先駆けて行われた説明会の模様をリポートします。 保険とテクノロジーを掛け合わせた「インシュアテック」自動車保険は、多くの人にとって「加入はするけれど、普段は意識していない」ものではないでしょうか。そんな自動車保険にもAIやloTなどDX化の波が押し寄せ、保険とテクノロジーを掛け合わせた「インシュアテック」が注目されるようになりました。 その代表的なものが「テレマティクス保険」といわれるものです。これは、自動車と通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報を
ダイヤモンド保険ラボ 毎月の家計への負担が決して小さくない保険料。ダイヤモンド編集部の大好評特集である「保険特集」を長年担当してきた担当記者が、保険の見直しをしたい消費者に向けて、最新情報をお届けする。また保険業界関係者必見の、再編や規制、監督官庁である金融庁の動きもレポートする。 バックナンバー一覧 東京海上日動と組んで 障がい者向け保険を開発 ――ぜんち共済は2018年から東京海上日動火災保険と組んでいます。少短業者と損害保険会社はもともとビジネス上のつながりがあり近い存在でしたが、商品を共同で開発することはあまり例がありません。 弊社のお客さまである知的障がいや発達障がいのある人と、そのご家族にとっての不安は、個人賠償の補償額でした。少短の規制では、損害保険商品における保険金の上限額は1000万円に設定されています。障がいのある人のご家族からは、「補償額はこれで足りるの? もし、電車
中小の運送会社で構成するラストワンマイル協同組合(東京都府中市)は玄関などに荷物を置く「置き配」に保険対応する取り組みを始めた。同組合が配達した荷物が盗難、破損、汚損、水漏れの損害を被った際に保険金で補償する。東京海上日動火災保険と連携した仕組みで保険料は組合が負担する。同組合は全国の中小運送会社41社(2021年11月末時点
部下目線で見た「無駄なストレス」とは? 田口光氏(以下、田口):今のお話から、もうちょっとこのお題で深掘っていきましょう。川本さんから「無駄なストレスをなくす」というのが、冒頭のお話にあったかと思うんですけれども。無駄なストレスとは、どういうものがあるんでしょう? 川本周氏(以下、川本):まあ部下目線で言うと、信頼できない管理職とかはストレスの対象だと思います(笑)。だから僕らはあくまで「役割」に変えました。管理職という固定の肩書きではなくて。もちろんマネジメントという、みんなのバランスを取るのがうまいメンバーもいますし。ガンガン点取り屋で……サッカーが例えやすいと思うんですけど。 「カズ(三浦知良氏)にいちいちパス出さないと点決められない」ってストレスじゃないですか。勝ちたいじゃないですか。勝てるときに一番勝ちたいなと思うことができること。逆に言うと、それができないことは全部除いたという
火災保険が年々上がっている気がするんですが・・・。 火災保険を少しでも安くできませんか? 実は、今年は過去最大級で火災保険料が上がる予定です。 2022年9月までが、火災保険に安く入る最後のチャンスです。 この記事では、保険に詳しくない方でもご自身の保険を再考できるよう、わかりやすく解説しています。 火災保険料の変更点 2022年10月より全国平均で10.9%の火災保険料の引き上げ 2022年10月より保険期間を最長10年⇒5年に短縮 開始時期・改定率は各保険会社により違う 保険料がすごく上がるんだ・・・ こんなに上がるんですか? 今までも上がっているのにさらに上がるんですね・・・。 ただ、下がる地域もあります。 また、保険の見直しをすれば、今回の火災保険料の値上げの影響を10年後まで遅らせることができます。 この記事では、皆さんが火災保険で「損」しないよう、わかりやすく解説しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く