Doctor Web Pacificは2月15日、1月のウイルス脅威を発表した。年末年始に恒例の“休暇”サプライズはほとんど起こらず、2011年は比較的穏やかに始まったという。1月は前月と同様に、脅しやネットバンキングのアカウント、電子キャッシュシステムのパスワードを盗むといった手法で利益を得るような、悪意のあるプログラムが主流になったとしている。 1月のトピックスとして、感染させたシステム内のドキュメントを暗号化し、それを解読するための特別なツールをユーザーに有料で提供するトロイの木馬の新しいバージョン「Trojan encoders」が登場したことを挙げている。また「Windows blocker」がユーザーのシステムに拡散し続け、多様性を増しているとともに、システムを解除するための要求金額が増加しているという。 同社の無料テクニカルサポートチームに寄せられた、ネット詐欺に関する依頼の
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