「巣ごもり」「ガラパゴス」等と揶揄される「コールド」なニッポンの現状を最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための〈処方箋〉の提言をめざした本連載。開始早々から多数の反響やコメントを得るシリーズとなった。 前回・前々回において官僚たちの「保護」と「コールド・ジャパン」の因果関係を紐解くことをめざしたところ、「保護されていない」分野では多数の世界進出例が見当たることが読者たちより指摘された。 はたしてそれは、本当だろうか? 筆者たちの研究によれば、「クール=カッコいい」ジャパンと自己満足的に呼んでいるわりには実際の現場に携わっている人たちは冷え切っており、「もうこれ以上、売上も利益も延びない」と諦めかけている声をこれまで多数集めてきた。 「日本はがんばってきたんだ。」「保護を批判して何になる?」そんな意識もある一方で、疲弊
『咲-Saki-』『鋼の錬金術師』の田口浩司プロデューサーが語る、儲かるアニメの作り方:劇的3時間SHOW(1/6 ページ) スクウェア・エニックスの田口浩司氏は10月6日、JAPAN国際コンテンツフェスティバルのイベント「劇的3時間SHOW」に登場、自身のアニメプロデュース経験などについて語った。 田口氏は1961年生まれ、福岡県出身。1988年にエニックス(現スクウェア・エニックス)入社以来、営業部などの役員を歴任し、現在は出版事業部・音楽事業部・宣伝部を担当。2003年には『鋼の錬金術師』のアニメ化をプロデュース。以後、『ソウルイーター』『黒執事』『咲-Saki-』などのアニメ化も手がけた。今回の講演で田口氏は、出版社が利益を確保するためのアニメプロデュースのやり方について解説した。 8年間で30本ぐらいアニメをやって赤字はゼロ 田口 「アニメのプロデューサー」ということで、事務局か
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 アニメ「けいおん!」で町おこし 滋賀の旧校舎が「聖地」に 2009年9月22日 朝刊 人気アニメ「けいおん!」の主題歌などが披露される音楽ライブの開場を前に、列をつくるファン=21日、滋賀県豊郷町の豊郷小旧校舎前で 解体するか、保存するかで揺れに揺れた滋賀県豊郷町の豊郷小学校旧校舎が、今度は人気アニメ「けいおん!」ブームに沸いている。旧校舎は軽音楽部員の主人公が通う高校のモデルとされ、週末には100人近いファンの若者らが全国から殺到。21日には地元商工会とファンが音楽ライブを催すなど、住民たちは地域の活性化につなげようと意気込む。 「けいおん!」は廃部寸前の軽音楽部の女子高生4人が、バンド活動を通じて友情を深めるストーリー。今年4〜6月に中部や関西地方などで放送され、人気を呼んだ。 アニメで登場する「桜ケ丘高校」は、豊郷
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