iPad の対抗機として華々しく宣伝されたモトローラの Xoom が不振を極めている。 先日作製した比較表で見る限り 、ハードウェア的に iPad 2 に後れを取っているとは思えない。 少なくとも2月下旬から3月上旬にかけては iPad が競合品だったわけで、その間はアップル社の製品に対してビデオカンファレンス機能、計算速度などで優位に立っていたはずだ。 Xoom は iPad 2 の発表と共に売り上げが鈍り、これまでの販売数がモーガンスタンレーやRBCの予測を大きく下回っている。 ドイツ銀行の最新の概算では約10万台にすぎないとされる。 これは、iPad 2 の3月分(3週間)の売り上げ240万台に比べても1桁少なく、Xoom は営業的に失敗だったといえる。 この差はどこから来るのだろうか。 IT業界ではなく証券アナリストの見解を見てみよう。 第一の理由は価格にあるとされる。 機能的に同