日本の成人の5人に1人は、糖尿病の患者や“予備軍”と推計されています。 しかし、初期は自覚症状がなく、自分が糖尿病だと気づいていない人が多いとみられています。 こうしたなか、薬局を訪れた客に無料で糖尿病の簡易検査を行う取り組みが始まっています。 徳島放送局の藤目琴実記者と社会部の牧本真由美記者が解説します。 “ついでに”糖尿病検査 薬局で薬を買うついでに。 処方薬を受け取るちょっとした待ち時間に。 薬局で血液の簡易検査を行うというこの取り組み、茨城県の筑波大学と徳島文理大学の研究グループが共同研究の一環として、29日から試験的に始めました。 糖尿病による死亡率が全国で最も高い徳島県の10の薬局で行われています。 徳島市内の薬局では、薬剤師が訪れた客にさっそく検査を呼びかけていました。 客は専用の器具を使って自分の指に細い針を刺し、わずかな量の血液を採ります。 痛みはほとんど