およそ150年前の大政奉還の直後、天皇に謁見するため京都御所へ向かっていた駐日英国公使の一行が襲撃された際に使われた刀が、京都市内の神社に残されていたことが京都国立博物館の調査で確認され、来月から公開されることになりました。 パークスにけがはなく、2人は一行を先導していた薩摩藩出身の中井弘らに討ち取られました。大きな外交問題には発展しませんでしたが、いわゆる「パークス襲撃事件」として知られています。 この事件とは別の調査で、京都国立博物館が、ことし7月、林田の墓の近くにある東山区の霊明神社を調べたところ、林田が事件で使った刀が残されていることがわかり、資料などと照合して本物と確認しました。 林田の刀は「兼元」という銘があり、室町時代に作られたとみられるということで、刀の刃渡りは74センチ余りあり、刃こぼれが斬り合いの激しさを物語っています。 この刀は、中井が林田を討ち取った刀とともに来月1