21日に投開票が行われる参議院選挙だが、この週末に新聞各紙は世論調査を行い、選挙情勢について報じた。4月10日に山本太郎参院議員が代表となって結成された「れいわ新選組」は各紙、1議席から2議席、獲得すると予想されている。 その結果を受けて、参議院が戸惑っている。その理由を説明しよう。 ■難病患者と重度の身体障碍者を擁立今夏の参院議員選挙から政党・政治団体の比例区で特定枠が導入された。この制度は、比例代表で、政党や政治団体が事前に定めた優先順位によって、当選できる候補者が決まる制度だ。 自民党が「高知・徳島」や「島根・鳥取」合区選挙区で、立候補できなかった県選出の議員を比例区の特定枠で擁立し、候補者の獲得票と関わらず、トップで当選できるように創ったのがこの制度。 山本太郎参院議員が率いる「れいわ新選組」は特定枠として、1位に難病ALS患者のふなごやすひこ氏を据え、2位に脳性麻痺で首から下が動