京都駅から関西空港駅を結ぶ特急「はるか」などが使用するJR東海道線支線を地下化し、JR大阪駅北側に設ける新駅について、大阪市が平成27年度にも着工することが30日わかった。新駅はJR大阪駅北側の再開発地区「うめきた(梅田北ヤード)」の2期開発区域に設置し、完成は35年度ごろの見通し。新駅ができれば、梅田から「はるか」に乗車できるようになり、関空への利便性も高まる。 現在、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が進める2期開発区域の更地化工事が26年度末に完了するのを受け、大阪市は同支線の地下化と新駅設置の工事に着手する。工事はJR西日本に委託する見通し。事業費は線路の地下化に約540億円、新駅設置に約150億円を見込んでおり、主に大阪市が負担し、JR西も一部を負担するとみられる。 吹田-福島駅間を結ぶJR東海道線支線は、うめきたの2期開発区域の外周部分を通っており、はるかや貨物列車などが運行してい