国土交通省は8日、首都圏の鉄道12社43路線について、2010年度の混雑率を公表した。朝の通勤ラッシュ時に最も混んでいたのはJR中央・総武線(各駅停車)錦糸町-両国の203%で、2年連続のトップ。乗客同士の体が触れ合い圧迫感がある200%以上は、他にJR山手線(外回り)上野-御徒町(201%)とJR埼京線板橋-池袋(200%)。 計47区間を調査、うち6割で前年度より混雑が緩和していた。国交省は「景気低迷や雇用環境の悪化で、通勤客が減った影響」と分析している。 上位10区間のうち9区間をJR線が占めた。最低はJR中央・総武線(各駅停車)代々木-千駄ケ谷の90%。 前年度から最も上昇したのはJR総武快速・横須賀線新川崎-品川(193%)で12ポイントのプラス。最も減少したのは都営大江戸線中井-東中野(147%)で15ポイントのマイナスだった。 私鉄は小田急小田原線世田谷代田-下北沢(188%