ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(68)は20日、70歳となる2年後をメドに社長職を譲る考えを明らかにした。会長職に専念し、経営を「監督」する立場で会社に関わり続ける。新社長は外部から招くのではなく、執行役員など内部から選ぶとしている。世界一の衣料品会社を目指している柳井氏。今後2年で経営を任せられる後継者を育成できるかが最大の課題となる。 柳井氏は日本経済新聞社とのインタビューで「実際の経営は若い人がしないといけない」と語った。(中略)その一環として、サクセッションプラン(後継者育成計画)作りにも本格的に着手している。 後継者について柳井氏は「今の執行役員の中から一番ふさわしい人が最高経営責任者(CEO)になる」と説明。外部人材の登用の可能性を否定した。海外戦略やデジタル化など注力する分野で成果を残した人が次期社長候補に浮上するとみられる。 (中略) 自身はその際に企業統治面(ガ