ブックマーク / masanork.hateblo.jp (8)

  • Doblogが学ばなかったこと - 雑種路線でいこう

    長期的には皆死ぬように、どんなサービスもいつか終わる。会社ごと終わるときもあれば、採算に合わず事業から撤退することもある。だから企業が経営判断でコミュニティ・サービスから撤退すること自体は仕方がない。だがDoblogは今からでも遅くないから、グループへの風評リスクを最小限に抑えた撤退戦略を考えた方がいい。 復旧作業の終了を受け、今後のDoblogについて検討した結果、Doblog開設時の目的である、ブログシステムを構築するための技術的知見、およびコミュニティサービスを運用・運営するためのノウハウの蓄積については十分に達成できたものと考え、サービスを終了するという判断をいたしました。 無償だから、実験だから、データが消えても構わない、リンクが死んでも構わない、登録していたRSSフィードが死んでも構わないと考えたのだろうか。これから企業情報システムでもSaaSやクラウドの隆盛で課金モデルが多様

    Doblogが学ばなかったこと - 雑種路線でいこう
  • 世界の綻びを愛でるまで - 雑種路線でいこう

    そういう奴ってロスジェネやその上にも結構いるから別にゆとり世代の問題じゃないよね。昔はまともだった先輩が挫折の末に気付くとそういうノッペリした世界感を育むようになったのをみるにつけ、ああこれは心性の初期値か自尊心を守るために必要な退行なのかという気もする。自分も現実の物事と触れるまでは誤解と偏見に満ちた単純な構図を抱えていて、予断を現実に裏切られる度に内的不協和を補正するための新たな世界像を再構成するみたいな。 これが「正義」に集約されるか、技術に集約されるか、あるいは学歴などに集約されるか、いずれにせよ、自分が依拠する集約点を持つような気がする。つまり、まるでストリートビューに人間のアイコンを置くように、あるポジションに自分を置くことで社会が批判でき、解決が主張できるというふうな類型がありそうに思える。あるいは、ウィキペディア的な知識に正解があって、それ以外は間違いといった。 で、これは

    世界の綻びを愛でるまで - 雑種路線でいこう
  • 実効性あるクラウド振興へ向けた頭の体操 - 雑種路線でいこう

    Googleでさえデータセンター投資を抑制する局面に、緊急経済対策でクラウドがバズっているらしく頗る評判が悪い。新たにデータセンターを建造して最先端の省電力サーバーを置く話が進んでいるようだが、何を動かすための施設かサッパリ分からない。PUE1.2のエコ・データセンターを目指すとか、どこの仮想化技術を採用とか、空疎なバズワードばかり飛び交う。新たに建物を建て不要不急のサーバーを大量に稼働さることの何処がエコか。初期費用は補正予算で賄うにせよ、景気が回復してからも高い運用費を垂れ流し、稼働率が上がらないシナリオは避けるべきだ。 Google (GOOG) isn’t abandoning the data center projects where it has slowed or halted construction due to the slowing economy, the com

    実効性あるクラウド振興へ向けた頭の体操 - 雑種路線でいこう
    masakanou
    masakanou 2009/03/09
    >日本で水力発電を使ってエコ・データセンターをと触れ回っている輩は、とりあえず疑ってかかった方がいい。
  • パスワードによるログイン管理の陳腐化と 制度整備の検討 - 雑種路線でいこう

    Web屋さんのいう通り、パスワード管理にハッシュ関数を使わないサイトに問題があるんだけど、現実には難しいだろうね。どのサイトがセキュリティに配慮しているかなんて利用者からは分からないし、それぞれ別々のパスワードを設定したらメモするなり別の穴が出てくる。そろそろWebサイト別のID・パスワードという認証スキームが破綻しつつある気がするんだけど、じゃあOpen-IDか?というと敷居が高いし、PKIやWindows CardSpaceといった技術も普及の気配はない。 パスワードの管理にハッシュ関数を使う、それだけじゃ同じパスワードだと同じハッシュ値になるからソルトもまぶして、みたいな技って昔UNIXを齧った奴なら常識だよね。あれからシャドーパスワードとかPAMとか出て、少しだけ複雑になったけど。最近のWeb開発屋って、パスワードも住所も同じフィールドって認識しかないのかな。最近はログイン画面をS

    パスワードによるログイン管理の陳腐化と 制度整備の検討 - 雑種路線でいこう
  • 10年泥が嫌ならITお勧めだよ - 雑種路線でいこう

    いろいろ不満な時期もあったけど、結局ITに行くのが最も報われると思って飛び込んだんだし。学歴差別とか新卒偏重とか少ないし、他業種と比べて賃金は高めだし、しょっちゅうドンデン返しがあって退屈しないし、まだ成長しているし、スキルは世界で通用するし、ホントいい業界だと思うよ。 前ブログに書いたけど、ふと思い出したのが僕はもともとマスコミに憧れてて、大学3年のとき新聞記者を捕まえて、入社試験を受けるべきか聞いたら「最初の10年は夜討ち朝駆けサツ回りドサ回りで、自由に書けるようになった頃には眼が死んで書きたいことなんてなくなってるんだから、君ずっとITにいた方が幸せだよ」っていわれたこと。これってモロ10年泥じゃん。マスコミって派手だし学生の超人気業種なのに! いわれてみると記者とか官僚とかコンサルとか商社とか、知り合いに話を聞くと、どこも10年泥だったりするよ。先輩がいて、鍛えられる世界って馬車馬

    10年泥が嫌ならITお勧めだよ - 雑種路線でいこう
    masakanou
    masakanou 2008/07/18
  • 子供の安全より補助金と露出が大事な自治体や学校って何 - 雑種路線でいこう

    世も末ですね、この手の感性って何でしょう。だいたい物流管理のために開発されたアクティブタグを子供の登下校管理に使おうなんて馬鹿なこと誰が思いついたんだか不思議でしょうがないのです。最も到達距離の長い400MHz帯アクティブタグでも20mしか飛ばない以上、センサーのあるところでしか位置を識別できないんですよ。登下校監視だけなら監視カメラ+顔認証で充分だし、下校中の位置監視や誘拐時の対応をしようとすると携帯電話の方がずっと有用で副作用もないのです。まだ子供に携帯を持たせたくなければ、機能を制限するなり携帯電話技術を利用した廉価な位置特定端末をつくればいい訳で。 ベンダー担当者「児童につけたタグが発する電波を受信して、児童の位置や行動がわかります。」、当方「むしろ誘拐などの犯罪を幇助しませんか?」、ベンダー担当者「はい、その通りです。自分の子供にはタグをつけさせないので大丈夫です」、当方「そんな

    子供の安全より補助金と露出が大事な自治体や学校って何 - 雑種路線でいこう
    masakanou
    masakanou 2008/02/24
  • 情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう

    情報サービス産業に対しては,人月単価ベースのビジネスモデルがいけない,エンジニアを使い捨てている,高い単価でオフショアとどう戦うのか,とかいろいろなことがいわれているし,どっかに活路がないものかなとここ数年いろいろ調べたりもしたのだけれども,最近ふと別に情報サービス産業に明日がなくても構わないじゃないか,と考えるようになった. 結局のところ要件定義や仕様書に基づいてシステムをつくるという仕事は,ITが生む付加価値そのものを受け取るようにビジネスモデルができていないのだ.技術や製品・専門知識に希少性があった時代はそれでも儲かったが,ハードやソフト,それらに対する知識がコモディティ化した瞬間,サービスやソリューションそのものがコモディティ化することは避けられなかったのだろう. 僕はIT自体にはまだまだ可能性があると思うけれども,徐々にレントがIT製品を扱う企業から,ITを活用して新しい価値を生

    情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう
    masakanou
    masakanou 2007/05/13
  • 雑種路線でいこう - 自分が使い捨てられるのが怖くて会社を使い捨てる生き方

    ぼくが大学に入って間もなくアキバの雑居ビルにあるジャンク屋で店番をしていた頃,DOS/Vの普及でパソコンの価格が暴落し,消費税が5%になって客足もパタリと止まり,メモリとかも潰れた問屋からのフロア買いが横行して香港のスポット価格よりアキバの店頭価格の方が低いという無茶苦茶な状況になってたんだけど「あのいい歳して量販店の店頭でハッピ着てパソコン売ってるおっちゃんたち,20年くらい前は系列SI業者でRPGとかJCL使ってホスト運用してたんだぜ」とか店長にいわれて,あーIT業界というのはこうやってヒトを使い捨てにしていくのか.グループでずっと面倒みてくれるのは親切という気もするけど,恐ろしい世界だな,と思った.自分はどう生きれば,20年後にハッピ着て量販店の店頭で接客しているのではなしに,自分の経験を糧に,周囲から尊敬され,やり甲斐のある仕事にありつけているんだろうか,と悩み始めた. 間もなくジ

    雑種路線でいこう - 自分が使い捨てられるのが怖くて会社を使い捨てる生き方
    masakanou
    masakanou 2006/05/02
  • 1