11月の LLVM developer meeting で Apple の Dong Gregor 氏が,C言語へのモジュール機能の追加に関するプレゼンテーションを行った。その要旨は次のようなものだ。 プログラマやツール一般にとって,Cプリプロセッサは昔から悩みの種でした。プログラマは拡大するマクロ汚染や行儀の悪いヘッダのインクルード順などの問題と戦わなければなりません。これらの問題を軽減するため,いつもさまざまな回避手段が用いられてきました。LONG_MACRO_PREFIXES や include ガード,場合によってはライブラリマクロの #undef といった方法です。 一方,ツールは同じヘッダを繰り返し処理することに関連した,マクロ特有のスケーラビリティに関する問題への対処を余儀なくされます。実行ごとに異なるプリプロセス処理のコンテキストによって,ヘッダの解釈される方法が影響を受け
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