高濃度の有害物質を検出した豊洲市場の「地下水モニタリング調査」を検証するため、都議会の特別委員会は4日、調査を担当した業者を参考人として呼んで質疑を行いました。この中で、環境基準の79倍となるベンゼンなどが検出された9回目の調査を担当した業者が都の指示により、過去8回とは違う手順で調査していたことを明らかにしました。 この調査では、検出された有害物質が7回目までは環境基準を下回ったのに対して8回目はわずかに上回り、さらに9回目では環境基準の79倍となるベンゼンなどが検出されました。 このため、4日の参考人の質疑は一連の調査が適正だったかを焦点に進められ、9回目の調査については担当した業者の統括部長が出席しました。 モニタリング調査では、まず、井戸にたまっていた地下水を取り除く「パージ」と呼ばれる作業を行ったあと、新たに井戸にたまった地下水をとって分析することになっていますが、統括部長は都の