アートディレクターの佐野研二郎氏が手がけた2020年東京五輪の大会エンブレムが、ベルギーの劇場のロゴマークに似ていると指摘されている問題で、佐野氏が応募した当初の原案は、現在の決定デザインとは異なっていたことが26日、わかった。 佐野氏の原案を一部練り直して修正し、制作されたという。ただ、エンブレムを管理する大会組織委員会は、「現段階で当初の案を公表する予定はない」と話している。 審査委員代表を務めた永井一正氏によると、佐野氏の原案には「円を感じさせる(下部の)Lのような部分はついていなかった」という。同委員会は当初、このデザインを使おうと世界中の商標を確認したが、似たようなデザインが見つかったため、佐野氏に修正を求め、7月に発表されたデザインに落ち着いた。
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