滋賀県と彦根市は8月2日から、同市松原町の琵琶湖岸で水上バイクの閉め出しを始める。けん引する車が入れないよう、入り口を9月末まで封鎖する。無料で水上バイクを湖に降ろせるとして県外から多くの人が集まるが、早朝の騒音や路上駐車のマナー違反が横行し、近隣住民から解決を求める声が出ていた。 琵琶湖岸は管理者がいる場所以外、自由利用が基本で異例の措置となる。県は「生活者の不安解消を優先した」としている。 利用制限するのは、通称「松原スロープ」の約3200平方メートルの市有地。24時間自由に入れて、夏場の週末は多い日で50台の水上バイクが集まる。マリーナと違って無料のため、穴場スポットになっている。 だが、水上バイク利用者のマナーは悪い。一帯の湖岸は静かに徐行する必要があるが、早朝からエンジンの爆音を響かせる人が後を絶たない。湖岸でバーベキューをしてごみを散乱させたり、火の後始末をせず、ぼやになったこ