スウェーデンでは、6週間程度の夏休みをとることは特別ではありません。それにもかかわらずなぜ会社が倒産しないのか、日本から見ると不思議に思うこともあるでしょう。 この記事では、私の夏休みの取得状況とスウェーデンの休暇制度の話からスタートして、従業員がそれほどの夏休みをとっても「なぜスウェーデンの企業が倒産せずに機能するのか」のお話をしたいと思います。 私の今年の夏休みは6週間にしました。6月半ばに次女が誕生したので、そこからまずは2週間の産後休暇と、その後に4週間の有給休暇をつなげ、6月中旬から7月末までの6週間となりました。この6週間という休みの期間はスウェーデンでは特別長いわけではありません。 スウェーデンでは休暇は一週間単位で取るのが一般的。休みの長さは“〇連休”ではなく、“〇週間”で表現します。私の年間の有給休暇は6週間で、つまりは30日ということです。ですから、今年はあと2週間の有