■ 記事概要 Linux OS におけるメモリ断片化 1 ( 以降、断片化 ) について、調査したことのまとめ。 ■ 要約 断片化していると、空きメモリが十分あるにも関わらず、メモリ確保に失敗することがある。 断片化の影響を受けるのは、DMA ( Direct Memory Access ) のように物理メモリ領域を直接参照する必要があるもの ( 仮想メモリを使える場合は、物理メモリ領域が連続している必要がないため影響なし )。 断片化のレベルは /proc/buddyinfo や /sys/kernel/debug/extfrag/unusable_index から確認可能。 明示的に断片化を解消する方法は、OS 再起動と、# echo 1 > /proc/sys/vm/compact_memory がある。 ■ 物理メモリ領域について 断片化の話の前に物理メモリ領域について整理する。