iterateeって良く聞くけど何が良いの、と思ってるHaskellユーザのためのメモ。iterateeについては既に日本語の紹介が複数あるが、この記事では実装の詳細に立ち入らず、何が嬉しくてあんな奇妙なインタフェースになっているかについてだけ説明する。具体的なライブラリは使わず、出てくるHaskell風のコードは全て疑似コード。 データ源と処理の分離 iterateeは何をするものかを一言で言うと、データを取得しながら回すループを簡単に書くためのものだ。典型的には、ファイルやソケットからデータを受け取り、それを加工して、画面に出力したり統計を取ったりする。これを素朴に書くと、readやrecvをして、EOFを判定し、加工し、最終的な処理をするまでを一つのループ内で行うことになる。ループが大きくなってくるとこれは嫌なので、ループを分解して、データの取得、加工、最終処理をそれぞれ別々に書いて
This is a tutorial on the enumerator library, which is one implementation of Enumerator/Iteratee (EI) concept discovered by Oleg Kiselyov. The author of the library is John Millikin. EI is an API between a supplier (enumerator) and a consumer (iteratee). This API makes the following possible: Abstraction of data input sources If you implement a network code as iteratee, you can test it with just a
Enumerator Package - Yet Another Iteratee Tutorialは、Iteratee: 列挙ベースのI/Oよりは分かりやすいのですが、やっぱりよく分かりません。なぜなら、僕は使い方を知りたいのに、作り方が書いてあるからです。そこで、Enumerator ライブラリの使い方を簡単に紹介します。 登場人物 Iteratee 入力をもらって計算をします run_ で実行します IO モナドが指定されていれば、副作用を起こせます オートマトンと考えると分かりやすいです Iteratee 同士は (>>=) で合成できます Iteratee >>= Iteratee → Iteratee Enumerator Iteratee と ($$) で合成することにより、新たな Iteratee になります Enumerator $$ Iteratee → Iterate
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