今回はPicoからVGA信号を出力する方法について解説したいと思います。 Picoではpico-extrasというライブラリーを使って、PIOを制御してVGA信号を生成できるようになっています。このライブラリは現在はまだ正規のSDKの中に含める段階ではないという位置づけのようですが、すでに豊富な機能が用意されています。 ライブラリの名前は「scanvideo」です。このライブラリでは、scanlineという言葉が頻繁に出てきます。scanlineとは日本語で「走査線」のことです。多くの映像信号は、画面左から右へ、上から下へ走査線上を電子ビームが動いて映像を描画して行きますが、scanvideoが行う処理は、この走査線にカラー情報を載せていくようなイメージです。 ライブラリを使う上で、 VGA 信号の詳細を知っている必要はありませんが、知っていた方が理解しやすくなると思われますので、簡単に解
実験内容 今回は、電池で駆動するPico W上にWebサーバーを立てて、RP2040のCPU温度と現在時刻をJSONで返すURLを作り、それを別の機材から毎秒GETでアクセスをして、アクセスができなくなるまでの時間を測りました。スクリプトは、前回のレポート記事で紹介したものからBME280を取り除いたようなイメージです。 Pico Wが起動したときの時刻が2021/01/01 00:00:00なので、GETできなくなった直前のJSONに含まれている時刻=電池で動かせた時間として見ることができそうです。 電池は、IKEAのニッケル水素充電池「LADDA」1.2V・2450mAhを2本使用しました。前回のレポートでは、ネットワーク通信時は5Vで0.06A==60mAくらいと計測できていたため、2.4Vでは60mA * 5V / 2.4V == 125mAとして、2450mAh/125mA==1
TL; DR Keyball46はいいぞ ProMicroにはAVR版とRP2040版がある ピン配置の互換性はあれど、命令セットは完全に異なるので「ファームウエアを書けとささやくのよ、私のゴーストが」という方以外はAVR版を間違えずに買いましょう まあ最悪間違えても一週間くらいでなんとかなる(当社調べ) みんな自作キーボードをやろう! はじまり みなさんは、Keyball46という素晴らしい自作キーボードキットをご存知ですか? そう、なんと、キーボードにトラックボールがついてるんです!最高ですよね! ということで、秋葉原にある自作キーボードのお店こと遊舎工房さんから速攻でポチりました。ちょうど安いキーボードを一個水没させたところですし、自作キーボードも本格的にやりたかったし、年末休みで暇を持て余していますからね。 役者は揃った。あとは作るだけ…。(キーキャップが想像以上に美味しそうでニヤ
Raspberry Pi Pico を自作アプリで操作できる I2Cツールにするファームウェアを作成したのですが、この記事ではその際に苦労した話を紹介します。 はじめに Serial 通信の関数が見付からない Hello World Serial 通信実験 関数発見 余談 / Windowsアプリと Raspberry Pi Pico の Serial 通信 関数を作ってみた はじめに 自作アプリは元々、Arduino を I2C ツールとして操作するためのものでしたが、アプリから Arduino へのコマンドの送信、Arduino からアプリへのコマンドの結果の返信は USB 接続を経由した Serial 通信で行っていました。なので、実はツール側は アプリと Serial 通信ができて、アプリからのコマンドを実行できるものであれば Arduino でなくてもよく、実際に Teensy
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