はじめに この記事では秋月電子などで2500円程度で購入可能なTang Nano 9Kに大学の実験で実装したRISC-V(RV32I) Coreを移植した方法を残します。移植した上でCoreMarkのベンチマークが動作するところまでを目標とします。 移植したいCPUは5段ステージ、フォワーディングや分岐予測がついたものです。まず前提となるCPUの構成とそれが実験でどのようなFPGAに実装されていたかをTang Nano 9Kとの比較で確認したあと、前調べとして、5段ステージ分けされているがパイプライン化されていないCPUを移植します。その後、パイプライン化されたCPUを移植し、CoreMarkのスコアを出してPicoRV32と軽く比較しようと思います。 なお、今回のCPUの実装は以下で公開しています。 移植したいCPUの構成 移植したいCPUのブロック図は以下です。 5段パイプライン 各種
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