「子どもに読み書きが困難な障害があるため、デジタル教科書を授業で使いたいと学校に相談したが、聞き入れられなかった」。京都府南部に住む女性(36)から、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」にそんな声が寄せられた。デジタル教科書は、文章の読み上げや拡大表示などの機能がある電子教材で、今年4月施行の改正学校教育法で正式な教科書に認められた。3年前に施行された障害者差別解消法は、障害のある児童・生徒に合理的な範囲で配慮するよう公立学校に義務づけている。それでもデジタル教科書の使用が難しいのはなぜか。教育現場の実情を探った。 【写真】テストに旭日旗「日本人のど根性」 まず女性に話を聞いた。小学2年の長男は、教科書や黒板に書かれた文字を認識するのが苦手で、学習障害の一種の「ディスレクシア」と診断された。知的には問題ないため、女性は学習をサポートする方法をいろいろと模索してきた。 その一つがデジタル
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