26カ国、2279人を対象に行ったアンケート調査で、博士号と修士課程の学生は一般的な人たちよりも6倍、うつ病や不安障害になりやすいという結果が明らかになった(Natureの記事1、Natureの記事2、Slashdot)。 さらに回答者の40%以上が中から重度の不安障害スコアを示し、そのほかの40%近くが中程度から重度のうつ病の兆候を示しているという。この数字はTwitter上でツイートされ、1,200回以上のリツイートと約170回のリプライがあるなど反響を呼んだ。 これは一時的な問題ではない。研究者固有の財政的な負担や敵対的な学界、文書作成に追われるレッドテープ問題、厳しい雇用市場、適切なキャリアガイダンスが存在しないなどさまざまな問題が学生に降りかかっている。リプライの中には「週に6〜7日間、1日10時間以上働く事がまともとは思えない」的なものもあったという。サイエンス誌は、若い科学者