「液晶は動画が苦手」といわれたのはもはや過去の話。ディスプレイデバイスの主役としてすっかり定着した液晶は、各種の画質向上技術を磨き上げることで、 動画の再生品質をここ数年で大きく向上させている。その中から今回は、液晶ディスプレイ/テレビで動画を滑らかに表示するための技術「I/P変換」にフォーカスする。 特に映画コンテンツを鑑賞する機会が多いならば、見逃せない技術だ。 下記の記事は2009年6月29日に「ITmedia流液晶ディスプレイ講座II 第6回」に掲載されたものです。 映像を構成する「走査線」と「走査方式」 インターレース(Interlace)映像信号をプログレッシブ(Progressive)映像信号に変換することを「I/P変換」と呼ぶ。 ひとくちにI/P変換といっても、その手法や技術レベルはさまざまだ。変換技術の完成度は、液晶ディスプレイや液晶テレビの画質に大きな影響を与えることに