昨年は年間79勝を挙げ、関東リーディング4位となった横山和生。これまで最高が2013年に挙げた39勝だったことを考えると、大きな飛躍を遂げた1年間だったと言えるだろう。しかし当の本人に躍進の秘密を聞くと「それだけいい馬に乗せて頂いたということ。でも最近になって何か特別なことをしたわけではないんですよ」と首を横に振ってみせた。 「きっかけがあるとすれば、数年前からでしょうか。自分が調教やレース、返し馬やゲート裏の雰囲気から感じたことを関係者と共有して、一緒に馬を作っていくようなイメージでアプローチしてきたんですよね。自分自身、一時は成績もかなり落ち込んでいて、『今週は乗り馬がいるんだろうか……』なんて悩んでいた時期もあったのですが、そのような中でも乗せてくれた関東の先生達、そして関西の先生にも声をかけていただき、応援して下さる方が少しずつ増えてきて、それが結果として大きく結びついたのが昨年だ
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