35歳になった無職さん。 勘違いした友人が祝福の電話なんぞをかけてきたが今時永久就職って言葉はどうよ。
テニスの王子様のジャンルを問われたら、多くの人が「超人スポーツ漫画」とか「ギャグ漫画」などと答えると思うのだが、意外にも我々はテニスの王子様を常識の大地に足をつけた漫画として見ているのではないかと思う。 そう考えた理由は「競技者が発しているオーラが観客に見えている」ということについて「あれは強大なパワーの漫画的表現ではなくて実際に見えてるのか」と笑う意見をネット上で散見したことにある(確かに俺もこれには笑った)。超人同士が戦う漫画でオーラが見えたところで別に面白くはないはずだ。しかし我々はテニスの王子様を読んで笑ってしまっている。そもそもテニスの王子様の作中では、すでに何度となく人智を超えた体技や殺人光線まがいの描写を伴うショットが描かれているにもかかわらず、我々はその度に噴き出す。これは常識の大地に足をつけた者達が突然、固定観念の重力を逃れてフワフワと異常という名の空へ舞い上がることにつ
スケットダンスの早乙女浪漫を見てて思ったんだけど、メタ能力で戦うバトル漫画とかがあったら面白そうだなあ。敵の呪文詠唱を、手でフキダシを覆い隠すことによって無効化したり、画面奥の空間に向かって突き立てた剣が、ページをめくると紙を貫通して裏のページに書かれたキャラを貫いていたりとか。敵も、ページナンバリングを入れ替えることによって時間を操ることができる奴とか二頭身ギャグキャラになることで致死ダメージをたんこぶ程度にすりかえる事ができる奴とか。こんな無茶な敵を相手に、どんな無茶な手段で勝つのかと思うとすげえ興奮する。
さっき夜道を歩いていたらハガレンの女性向け同人誌が無造作にゴミ捨て場に散らばっているのを見かけた。それにしても道路に女性向け同人誌が散らばってるのって不思議な光景だなー。男性向けエロアイテムが道に落ちてるのは珍しいことでもないんだけど。 ちょっと前に近所の寺の周辺にヒゲで小太りの全裸男性の生写真が散らばってたのを見かけたんだけど、場の違和感としては女性向け同人誌の勝ちだった。 一見してエロってわかるような表紙でもなかったし、一般人の目からすればオタっぽい絵が描かれた薄い本でしかないんだろうけど、なんだろうこの違和感は。同じ紙であるにも関わらず、近くに束ねられたVIVIの古雑誌とはあきらかに存在感が違うのな。 んで、ちょっと考えたけど、おそらくそれなりの愛情を持って買われたであろう物が道端にある違和感なのかな、と思った。そんなこというなら漫画にしろ小説にしろ求められて購入されたものなんだけど
不倒城さんところのエントリを読んで思ったこと。 思うに、浦沢直樹は「面白そうな序盤を描くこと」に関しては天才的な才能をもっていると思う。もう少し限定的に書くと、「設定の生かし方」及び「伏線の散りばめとストーリーとの絡ませ方」が非常に上手いんではないか、ということになる。 (中略) それに対して、伏線の展開・収束に関しては若干バランス的に劣るから、結果として終盤のパワーが序盤に比して落ちるのではないか、と私は思ったりするのだ。 全くそのように思う。 短距離走漫画家というよりは、終わらせ方がヘタなんじゃないかとも思っているけれど。 この後本文は以下のように続く。 で、それと比較してみたくなるのがジャンプ系の漫画家だ。例えばドラゴンボールや幽白に関してよく言われることだが、「序盤とそれ以降の展開が全く違う漫画」をどう位置づけるべきなのかに関して、私は首傾する。 ちなみに、批判とか意見でなくて、単
キン肉マンで友情といえば他人のために死ぬことであり、北斗の拳で愛といえば他人のために死ぬこと。現実世界の感覚で考えるとどうにも重すぎる愛情表現よの。まあ、これは記号みたいなもんだから。 しかし現在の少年漫画では友情が描かれれば他方で孤独が描かれるように、もっと緻密な心理描写が望まれているようだ。であるにもかかわらず、物語は数十年前と変わらず、次々出てくる敵を倒し続けるだけという人間性と一番縁遠い展開。おかげで心と体のバランスが微妙に崩れてる気がするんじゃが。 たまに目にする「ワンピースはいくら傷ついてもキャラが死なないので緊張感ゼロ」という指摘とそれに対する「じゃあ男塾やキン肉マンはどうなんだよ?」という反論なんだけど、そこら辺の秘密も上記の心問題が関係してる気がする。色々なことに思い悩み傷つくのに、死に関する方面には全く思考が及ばないっつう。昔の少年漫画なら血がいっぱい出てれば大ピンチの
今度こそログをアップしよう!と思ったわけですが、長過ぎて…量が多過ぎて!!だって7時間くらい喋ってたからなー。 とりあえずちょっとだけのっけておきますが、これでまだ15分の1くらいなんですけど、どうしましょう(途方に暮れる) 今回の参加メンバーは以下の通りです。 1.ななしのさん http://d.hatena.ne.jp/nanashino/ 2.一文字晶さん http://stlabo.vis.ne.jp/nicky/ 3.砂原さん http://sunanohara.blog67.fc2.com/ 4.サヤカさん http://blog.livedoor.jp/moepre/ 5.ミシンさん http://d.hatena.ne.jp/asibumimisinn/ 6.ようこさん http://blzakki.blog55.fc2.com/ 7.kotokoさん http://d.h
(図2) ていうかこのオッサンは港に何しにきたんだ (図3) 女性の顔が「天使派リョウ」につながる感じですね (図4) 小便、ではなくションベンです (図5) なぜ脱ぐ? なぜポージング? (図7) なんか怒鳴ってる顔の画像ばっかりですね (図8) こういうときはふつう腰につかまるんじゃ (図10) 女なのかマッチョなのか、別にもうどうでもいい (図12) 競技場にバイク乗入れ、マッチョ疾走 (図13) すごい吹っ飛び方 (図14) これがためら愛 (図16) 劇画風カット 前回は「マッチョテイスト」に登場する、男根的主張のド変態サベツ主義者、室戸灯の「君がやりたいことって結局なんなわけ!?」な生き方を紹介してみました。 今回はその続きでマッチョ迷走編(図1)です。 アパート「洗濯船」の女性軍をオルグして洗脳してマッチョグループを形成した灯でしたが、メンバーのひとりが婚約。 それにより「や
侍と魔戦将軍ミカエルが現れて万事休す。箱舟墜落まであと数秒、で未完。 封印空間(=地獄?)に堕ちたDSvsポルノディアノ、未完。 現代編、1話のみでそのまま未完。 (以降4年間空白期間)DSはポルノ=ディアノに勝利?してガブリエルに戻した、らしい。 セラフ4人とDSは何度か会ってる、らしい。悪魔王たちから「ユダの痛み」を騙し取った、らしい。 竜戦士と何度が融合した、らしい。救世主(メシア)が現れた。 侍・魔戦将軍ズはメシアの奇跡で復活した、らしい。 カル、ガラ、ネイは箱舟脱出し(?)緊急時の四天王隠れ家に集まった。 それからカルは何らかの理由で盲目となり、各汎人類間を説得してまわった、らしい。 ガラもいろいろ(なんかヘンな連中を)仲間にした、らしい。アビゲイルは月?にいるらしい。 サタンは現在(←?)銀河中心から地球へ向かっている、らしい。 (現在)ギーザー島の汎人類連合会議出席のエルフ船
すぎ恵美子を追悼する 漫画家のすぎ恵美子さん死去 死因は胃がんとのこと。 すぎ恵美子は、一昨年末から昨年春にかけて、かなり長いこと入院していた。独身らしいので、告知はされていただろう。 最後の連載となった『水戸黄門外伝 DokiDokiアキの忍法帳』は、学年誌の「小学5年生」に掲載だったので、目を通していない。 私が最後に読んだ作品は、「Cheese!」2006年7月号増刊に掲載された読み切りの、『カノジョノアソコ』だ。私はこれを読むためにCheese!増刊を買った。軽やかで切れ味のいい、すぎ恵美子らしさにあふれた佳作だった。 思い返してみると、晩年の連載は冴えない。掲載誌の対象年齢が高すぎて相性が悪かったらしい。たとえば『砂糖菓子少年』だ。 『砂糖菓子少年』は、20代なかばの主人公(女性)が、小学6年生の無邪気な少年(外見は20歳くらい)に魅力を感じる、という話だ。長年のすぎ恵美子ファン
飯野賢治がエネミーゼロ発売時に言っていた「デジタルの悲しみ」というキーワード。ファミ通のインタビューで挙げていた例は「間違い電話をきっかけに知らない相手と意気投合したんだけど、会話が盛り上がってる最中に間違ってその電話を切ってしまった。そしたら相手とは二度とコンタクトがとれない」というものだった。それは悲しいかもしれんが、まあデジタルに限った話じゃないよね。 関係ないのかあるのかわからん話だけど、数年前にクラブで気になる曲がかかってた時、DJをやってた女の子に「これって何て曲?」って問うたら、騒音の隙間から「SUIKEN(って言ってたような気がする)のナントカカントカ(不明瞭だった)モンゴル大学(そう聞こえた)という曲です」というような返事が聞こえた。その子とは友達の友達ぐらいの間柄だったので、今度どっかで会った時に聞き直せばいいやと思ってたんだが、俺がだんだんその手のイベントに行かなくな
記憶の中の苺ましまろについての論よ、出ておいで。 ボケる幼女(名前忘れた)が日常的な範囲でボケて、信姉という人が拳骨で突っ込むというまあまあ広く受け入れられそうな漫才的な掛け合いが基本フォーマットなのだが、このマンガの受け皿はわりと狭い。なんでか。伸姉が腕を振り上げるコマ→ボケ幼女がうつぶせで倒れているコマ、という、殴る瞬間や殴られた顔がまったく描かれない不思議突っ込み描写がいつもされているからだ。これには作者の信念を感じる。常にボケ幼女を整ったかわいい顔で紙面に晒すのだという意思を。コマの構成とかより、幼女のかわいさが絶対的に優先されている。そんなマンガなので、この絵が好きならば掛け合いも含めて不条理ギャグマンガくらいの感覚で楽しみながら読んでいけるが、絵が好きではないと読めたものではない。萌えイラストとおもしろテキストがたまたま同じ作品内にあるだけで、マンガっぽい相乗効果がまるで無い。
「ベルサイユのばら」を読み終わった。面白かったです。特に面白かったのが、マリー・アントワネットとデュ・バリー伯夫人の争いだったというあたりがアレ。女子はいつの時代も変わらないのな! そこが女子の可愛いところだと自分も女子である私は思ってるんですが(笑)。 ベルサイユでは、公式の場で身分の低い者から自分より高い者に声をかけることが許されない。オーストリアとフランスの同盟のためにフランス皇女になったアントワネットは、王宮で一番地位の高い女性なので、みんなアントワネットから声をかけられるのを待っているわけです。 デュ・バリー伯夫人は下層階級の生まれで元娼婦ですが、色々画策してフランス国王の妾にまで登りつめた女であり、みんなデュ・バリー伯夫人には頭が上がらない。当然、オーストリアから来たアントワネットのことをよく思っていません。この二人がぶつかり合うんだから面白くないわけがない。 1. アントワ
自己紹介 lepantoh(以下lep):名前が二つある人は、魂が二つあると言います。そこで今日は対談形式で、岩瀬坪野さんとのインタビュー形式で話を進めていきたいと思います。 岩瀬(以下岩):こんばんは「夢見る学生」岩瀬です。好きな名前が2つあるキャラはイティハーサの一狼太/那智です。読者の皆様よろしくおねがいします。 lep:しょっぱなから微妙すぎるネタですが。さて、lepantohと岩瀬は同一人物なのですよね。 岩:はい。 lep:はてなでid取ったときは、idで呼び合うって知らなかったので、名前っぽくない変なidにしたんですけど。 岩:こっちは逆にmixi登録用の名前でしたね。それがなぜか便宜上の名前になっていきました。こっちの名前の方が社交用なので心なしか丁寧……なはずです。 lep:あれですね。一人語りにも増して痛々しい行為ですが。 岩:なんとなくそんな気はしてたけど、でも、これ
ジョジョの奇妙な冒険でスタンド能力とスタンド使いという言葉が同時に存在することに、ふと違和感を持った。能力とは内部に持ち合わせる力なので、道具のように使うものではない。まあ、頭を使うなんて言葉はあるが、あれはあくまで慣用句。思考能力という言葉はあっても思考使いという言葉はあるまい。まあ、現実に存在しないスタンドというものをこちらの定義で考えるのが間違ってるのかもしれん。しかし魔法使いと魔力の関係とも少し違うしな。どうも気になる。 うーむ。これはスタンドというものを能力ととらえた場合と現象ととらえた場合の差かもな。あちらの世界でもスタンドは一般的とは言いがたいし、そこらへんの定義づけが甘いのも仕方なかろう。でも世界各国のあらゆる組織の中でスタンドという名称だけは浸透しているようなので、もうちょっとスタンドが一般層にまで普及すればこのあたりの研究も進むのかもしれない。どちらにしろ、これから先は
■[アニメ]「ドラえもん のび太と雲の王国」 「いくらなんでもそれは酷過ぎるよ。天上人が全滅しちゃうじゃない!」 ドラえもんはひどく冷静に応える。 「勿論、本当に使う気はないよ。でも、天上人と対等に話し合うにはこれしかない!」 fromメレンゲ自慢会・映像4 (似たようなこと考えた人はいないかなと思って探してみたら、やっぱりいました。私よりずっと良心的な感想です) 「宇宙小戦争」、「鉄人兵団」と並んで、大長編の中では個人的ベスト3。 近所のビデオ屋が割引してたので。3度目。 雲の上に住めたらいいなあ、という子供の夢を実現しましたよ。だってドラえもんですから。でも「雲の王国」は国なので安全保障が必要です。 この作品の肝は「雲固めガス」と「雲戻しガス」。 「雲固めガス」は雲を固体化してその上で歩いたり住んだりできるようにする道具。これがないと「雲の王国」にはならない。 「雲戻しガス」はおそらく
繁忙期につき粗略にて失礼。最近ホント忙しい。それでも一億人から「お前は山東京伝と山文京伝の区別すらつかない能無しだ」って言われたよ。根拠はないけど本気で思ってるんだ。 所属する「麻雀サークルS&C」のみんなで、同人誌を販売することになりました。とりあえず、5/5に東京ビッグサイトで開催される「コミティア76」に出店します。 コミティア: http://www.comitia.co.jp/ 概要は以下の通りです。 スペース:「サ02b」 サークル名:「麻雀サークルS&C」 タイトル:「麻雀の未来」 定価:800円 ページ数:94P 目次を転載します。 麻雀マンガ三十年史(前編) izumick 2 この麻雀マンガは読んどけ!20冊 izumick 15 片山まさゆきの世界 19 麻雀学事始 浅見了 34 麻雀の樹予告篇 ぴゅー太郎 51 麻雀は博打かゲームか 福地誠
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