こんにちは。聖隷淡路病院で医療機器の管理をしている杉森といいます(病院で治療や検査に使用される機械を医療機器といいます)。私は臨床工学技士という国家資格をもって働いています。臨床工学技士は常に新しい知識と情報を持って医療に貢献するのが役割だと思っています。今日はそんな私の情報収集の記録をご報告します。 これは毎年東京で開催される日本で一番大きい医療機器等の総合展示会「ホスペックス」です。東京は遠いのですが、新しい医療機器との出会いも多くできるだけ毎回参加するようにしています。 会場の中はこんな感じです。同じ臨床工学技士さんもいますし、購入や設備担当の事務さんも多いです。 ブースで良い物を見つけたら、名刺交換してあれこれお話を聞きます。知らない業者さんにも声をかけ、帰りにはカタログの重たい束がお土産になります。
こんにちは。聖隷淡路病院で医療機器の管理をしている杉森です。(病院で治療に使われる機械を医療機器といいます) 私は臨床工学技士という資格をもって働いています。今日は医療機器の中からNPPV装置をご紹介します。 これは呼吸がしにくい患者様に空気を送る医療機器です。使い方は鼻や口、顔全体にマスクをあて空気を送ります。 一例ですが、基本的には患者様へ使用する前にとりあえず自分で実験します。 最初は思ったより強い風圧を感じます。 設定を変えてみたりして、呼吸のしやすさの変化を確認します。 医療機器を管理するということはその使い方だけを知っていることではなく、適応となる病態や解剖学、生理学、薬理学、医療安全などの知識も必要です。その上で適切に医療機器を使用し、安全で安心な医療サービスを提供することが我々臨床工学技士の仕事です。 機会がありましたら、別の医療機器についてもお話したいと思います。 それで
一時期、「大学発ベンチャー」がもてはやされた(といっても「大学発ベンチャーになるかもしれない候補者」がもてはやされただけのような気がするが・・・)。そして大学発ベンチャーを支援する機関が雨後の筍のように設立された。しかしその後成功したというニュースはあまり聞こえてこない。 ここで紹介するイービーエムは大学発ベンチャーとして成功し、今後も成長が期待できる貴重な一例だ。 「技術向上を目指す医師の思いに応えたい」 イービーエムは2006年8月に、町工場がひしめく東京都大田区に創業した。主な製品は心臓血管縫合訓練用シミュレーター「BEAT」と、訓練用の血管モデル「YOUCAN(ヨウカン)」および医科手術訓練用生体類似材料等である。 創業者は朴栄光(パク・ヨンガン)さん(写真1)。韓国系の名前だが、日本国籍の日本人だ。1981年12月生。芝浦工業大学工学部卒業後 早稲田大学理工学研究科生命理工学専攻
ソフトブレーンは12月27日、在宅医療支援システム「eケアマネージャー」の販売を開始した。同社によると、営業分野で2000社以上の顧客管理システム構築の実績やノウハウを生かし、「モバイル活用」「シンプル」「患者基点」をキーワードにした在宅医療支援の仕組みを構築したという。 関連記事 情報共有で在宅医療の質の向上に取り組む「睦町クリニック」 データを「攻めの経営」に生かすべく、CRMを刷新した「八王子クリニック」 【事例】iPhoneで在宅医療を効率化する「桜新町アーバンクリニック」 【事例】ITで在宅医療のコミュニケーションを促進する「おひさまネットワーク」 eケアマネージャーはタブレット端末を利用して、患者への往診履歴や今後の予約確認、医師や看護師、ケアマネジャーそれぞれのスケジュールなどを確認できる。また、次回必要な診療の予約登録や申し送りなども患者宅で実施できる。 さらに、eケアマネ
GEヘルスケア・ジャパンは12月26日、群馬県立心臓血管センター(群馬県前橋市)が同社のPACS(医用画像管理システム)「Centricity PACS 4.0」を導入したと発表した(関連記事:超高齢化社会のヘルスケア分野に注力 GEヘルスケア・ジャパンの成長戦略)。同社によると、国内でのCentricity PACS 4.0の導入は群馬県立心臓血管センターが初めてだという。 群馬県立心臓血管センターは病床数240床で、循環器内科や心臓血管外科、消化器外科、整形外科など標榜診療科8科を擁する地域医療支援病院。虚血性心疾患や不整脈、心不全など循環器領域全般において高度専門医療を提供している。また、最近は植込型補助人工心臓の植え込みやステントグラフト治療といった、循環器内科と心臓血管外科の協働治療などを手掛けている。同センターはこれまで10年以上にわたりGEヘルスケアのPACS「Centric
大動脈閉鎖バルーンカテーテルの留置をあきらめて、 骨盤骨折の止血目的に血管造影室へ移動した。 腹部外傷の重症ショックでは、真っ直ぐ手術室へ向かう。 骨盤骨折の重症ショックでは、血管造影室。 この違いは、後日説明しよう。 血管造影すると、 なんと、腹部大動脈に、 ひび割れが見えた。 大動脈内膜損傷だ。 造影写真を見た瞬間に それまでの自信が萎えてきた。 救命できないかんもしれない。 重症すぎる。 大動脈内膜損傷の重症度(AIS)は5点満点の4点がつく。 骨盤開放骨折と、大動脈損傷では・・・・ それ以上の血管造影検査は出来なかった。 大動脈閉鎖バルーンカテーテルの留置が出来なかったのはこのためだ。 大動脈が砕けているのだ。 骨盤骨折に、大動脈損傷が重なった。 重症だ。 この時点で、予測救命率が低いことが予想された。 助からないかもしれない。 いまは、命があっても、 今後心臓が止まるかもしれない
CT撮影中に男性の状態は悪化する。 急いで、ERに戻り 骨盤の止血処置を開始する。 手術室へ移動する暇はない。 ERで骨盤に、創外固定を行う。 手術室へ移動するより、ERで創外固定を行ったほうが早い。 ただし、清潔な手術室と、そうでもないERでは感染合併症が違う。 ABCDE&II(ダブルI) 気道呼吸循環意識体温をクリアーできないうちに、 II(ダブルI)を考えない。 I:感染infection もう一つのI:虚血ischemia いまだ、ショック状態の男性には、感染対策は後回し。 鉄則通りだ。 手術室は、開腹手術の準備が出来ていた。 下肢の虚血も何とかしないといけない。 しかし不用意に動脈を吻合し修復し流れを作ると、 心臓停止する。 脚で出来た悪い物質や、カリウムが全身を回り、 心室細動になる。 予防するため、持続血液ろ過透析装置を男性につけた。 これで、カリウム上昇を予防する。 透析
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